特集

高齢化に向かい、拡大するエイジングケア

【特集:エイジングケア】
内外美容訴求も定着へ

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 高齢化社会を迎え、今後も拡大が期待されるエイジングケア市場。手軽に携帯できる美容機器が支持を集めるなど、ライフスタイルの変化を受け、消費者ニーズはさらに多様化。化粧品は最先端技術を追求する一方、内外美容アプローチの拡大とともに、サプリメントとの連動も注目されている。


■化粧品、サプリの融合に追い風
 エイジングケア化粧品は、最先端の技術を結集し「抗糖化」、「遺伝子」などに着目した新商品が発売される一方、サプリメントを組み合わせた内外からのアプローチという大きな流れもできつつある。昨年、日本美容皮膚科学会では、「美は外から、内から」というシンポジウムを開催。医療方面からも化粧品、サプリメント両面からのア
プローチによるアンチエイジングについて紹介された。
 また、昨年末40~60 代の女性に行われた健康食品に関するアンケート調査(矢野経済研究所)では、「現在気になる、あるいは改善したい身体状態」は美容・アンチエイジングが50%と最も高い割合を占めた。現在、実際に摂取している健康食品の摂取目的も47.8%が「美容・アンチエイジング」を挙げた。美容目的のサプリメントは継続率も高いとされており、体内からのエイジングケアにはさらなる追い風が吹く。
 内外美容は、資生堂「インアンドオン」の登場が業界に大きな影響を与えたという声も多い。先日発表された民間調査会社の報告書では、2010 年の内外美容市場は前年比25%増となり800 億円を超えた。美容素材の代表格であるコラーゲンも、成長率は鈍化しているものの、未開拓のユーザーも多く、新規の掘り起こし次第ではさらなる市場拡大が期待できるという。
■エイジングケアはシーンを選ばず
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