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街の美容サロン、未病領域に挑戦

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雑誌をおかないすっきりしたヘアサロンフロア雑誌をおかないすっきりしたヘアサロンフロア

神奈川県逗子市
スパサロン 「NOLASAPS(ノラサパス)逗子」

 今月、神奈川県逗子駅前の新ビルに「NOLASAPS(ノラサパス)逗子」がオープンした。スパメニュー、加圧トレーニングも提供する美と健康のヘアサロンだ。「雑誌を一切置かない」、「店長職を競わせる」等、業態、運営、スタッフ管理まで、これまでの美容サロンの常識を覆すビジネスモデルが登場した。

0317_sub.jpg貸し出しiPadと加圧、スパの専用フロア

 

未病分野を「美容室」でカバーしたい

 「ノラサパス(NORASAPS)逗子」は、今年3月3日、JR逗子駅(神奈川県)近くの新開業ビルにオープンした。レセプションのある2階はヘアサロンフロア。シャンプー台3つ、カット面5つを備える。階下(1階)は、スパ・加圧トレーニングフロアだ。カーテンで仕切ったベッドルーム3つと、大型ミラーのある2畳ほどの加圧専用スペース、そしてシャワー、パウダールームがある。

 2フロアで31坪の店内は、色使いから調度品まで、アットホームな雰囲気が漂う。現在、美容師は3名、ボディスパニストと呼ばれるセラピスト1名、加圧トレーナーが1名。ネイル、ヘッドスパ、フェイシャルトリートメントは兼務。ノラサパス代表の小笠原知恵氏は、「出来るだけ兼務していくのがトータルビューティサービスを上手く提供する秘訣」と語る。

美容サロンと加圧トレーニングのマッチング
 小笠原氏は、少子高齢化による顧客数の減少や、パーマやカラーの売り上げが減少していく美容業界の現状から、「お客様のそばに居る街の美容室こそが、お客様の健康や未病の分野を受け持てるのではないか。そして食生活やライフスタイルまで関わって、お客様を支えるパートナーになれる」と考えた。まず、経絡を元に、スパやヘッドスパ施術を開発、無添加のオリジナル粧材も作った。
 そして昨年、以前からその効果に関心があった加圧トレーニング導入を決めた。すでに高浜(愛知)、用賀(東京)などのグループ店舗で実践し好評を得ている。「健康的に痩せるには、やはり筋肉をつけるしかない。スポーツをやっていない人に筋肉をつけてもらうためには、加圧トレーニングが最適だと考えた」(小笠原氏)。
■会員制で、3つのコースを用意
■サロン運営の常識を打ち破る

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