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資生堂がエイジングケア領域の新技術やサステナビリティ戦略を発表

資生堂(株)は20日、「資生堂イノベーションカンファレンス 2022 ~知と体験の融合~」を渋谷ヒカリエで開催した。資生堂R&Dビジョンである「DYNAMIC HARMONY」の理念の元、「知と体験の融合」をコンセプトに、エイジングケア領域の新技術や、サステナビリティ戦略を加速する新容器について発表した。

イベントでは新技術を体感できる「体験ブース」が設置された

オープニングイベントでは、150周年を迎えた同社の現在の取り組みと今後の展望について資生堂エグゼクティブオフィサー 常務 チーフブランドイノベーションオフィサー チーフテクノロジーオフィサーの岡部義昭氏が紹介した。その後、「たるみ」の原因となる皮膚が重力変形に抵抗するシステム「ダイナミックベルト TM」に関する最新知見や、マクロファージのバランスを整えるクリーピングタイム抽出液による“インフラマエイジング(炎症老化)”への新たなアプローチについての発表が行われた。さらに、周囲の湿度変化にあわせて素材の構造が変化することで、自発的に肌から蒸散する水分の通りやすさを調節する「水分透過コントロール」技術についても紹介された。

その他、CO2量の削減につながる同社のサスティナブルな取り組みとして、資生堂・積水化学工業・住友化学の三社協業で取り組む循環型リサイクルモデルによるプラスチック容器やボトル成型と中味液充填を同時に行う技術「LiquiForm ®」採用による化粧品容器の開発など、CO2量の削減につながる同社のサスティナブルな取り組みに関するプレゼンテーションも行われた。

当日会場には体験ブースも設置され、最新の技術を体感できる一日となった。

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