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ライフスタイルの多様化で、「モバ美」ニーズは高まる

美と健康の仕掛け人に聞く
ヤーマン㈱取締役 営業本部 第二健康機器事業部長 戸田正太氏

 累計200万本を販売し、コロコロ美顔器の通称でも知られる「プラチナゲルマローラー」を生み出したヤーマン㈱。最近では家庭用脱毛機「ノーノーヘア」がヒット中だ。通販部門の責任者である戸田氏にヒットの秘訣を聞いた。


● 美顔器、脱毛器とヒットが続いていますが、何が要因でしょう?
 家庭用脱毛器の「ノーノーヘア(no!no!HAIR)」シリーズは、2009 年2月の発売以来、累計で60 万台出荷しております。サーミコン式という特許技術を採用し、「抜かない、剃らない、痛くない」を訴求しています。
 以前、脱毛方法のアンケートを取ったところ、ほとんどの方がT 字カミソリか、毛抜きを使っていました。カミソリは皮膚を一緒に削ってしまいますし、毛抜きは一本ずつ抜くと黒ずんでしまう。その悩みを解決したことがヒットの要因ではないでしょうか。脱毛器の家電量販店市場では約66%のシェアをとっており、2 年半という比較的早いペースでここまで延びた商品だと思っています。
 「プラチナゲルマローラー」をはじめとした美容ローラーシリーズは累計で200 万台出荷しました。こちらは発売して約5 年の商品です。適正な価格と機能が受け入れられたことはもちろんですが、ゲルマニウム、プラチナも話題になり売れ行きを後押ししました。
 このシリーズは、バージョンアップを繰り返し、新製品の「プラチナホワイトイオンローラー CLEMO(クリモ)」は、イオントリートメント、ディープクレンジングが可能になっています。美顔ローラーの使い方をリサーチしたところ、化粧水や美容液を使った後に浸透させる目的で使っている方が多いことが分かりました。それであればイオントリートメントという手法を手軽に出来るようにと開発しました。
 販売チャネルとしては、店販、通販、直販の3つをミックスして展開しています。チャネルによってターゲットも異なります。例えばノーノーヘアは、店頭では20 ~ 30 代のOLに売れており、直販では50 代以上の女性が買っています。若い世代は全身の脱毛、50 代以上はワキの脱毛にと、年代によって使われかたも違うようです。
 また、メディアミックスとしてブログ広告や雑誌広告も積極的に行っています。媒体で目に付いても1 回見て購入することは少ないですが、2 ~ 3 回見ると認知され、4 ~ 5 回見ると使ってみよう、買ってみようとなります。
●モバ美(ビュー)市場とは?
●今後の貴社の展開や期待の市場は?
以下、詳細は紙面でご覧下さい。
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戸田正太氏
ヤーマン株式会社 取締役営業本部第二健康機器事業部長。平成13年に同社入社。健康機器事業部第一部部長、執行役員第二健康機器事業部長を経て、平成22年より現職。

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