特集

高まる体内からの美容ケアニーズ

プラセンタで美白など新知見も
【特集:内外美容】

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 先日のダイエット&ビューティーフェアでもインナービューティゾーンが拡大、体内からの美容ケアに対するニーズは年々高まりを見せている。経口摂取した効果の研究も多方面で始まってきており、今後もエビデンスの発表によって、さらなる市場拡大が期待できそうだ。


●展示会でのセミナー発表も多数
 9月のダイエット&ビューティーフェア2011 のセミナーでも、内外美容に関係する講演が相次いだ。神戸大学名誉教授で再生未来クリニックの市橋正光氏は、「老化の原因AGE 対策と内外美容への期待」と題し講演。この
中で同氏は、アンチエイジングのなかでも光老化や糖化について解説した。
 その中では、糖化ストレスと皮膚への影響について、真皮では、10 年以上にもなる寿命の長いコラーゲンタンパク質があり、これらを構成するリジンや、アルギニン残基が糖化を受けやすい。これによって線維間に架橋形成が進み、コラーゲンの弾力が低下することで、皮膚が硬くなり、シワの原因となると考えられている。有効な素材としては、混合ハーブエキスなどは経口摂取によって抗糖化作用のエビデンスが出てきていることを紹介した。
 また、老化を防ぐためには、強い抗酸化力を持ち、エネルギー代謝に関係するものを摂取するべきだという。食事はもちろん重要だが、サプリでは、コエンザイムQ10、α – リポ酸などが有効であるとした。
 スノーデン㈱の医学部長で薬学博士の高橋洋氏はプラセンタエキスの最新のデータを発表。美白作用や抗光老化について、プラセンタエキスが、抗酸化酵素SOD 遺伝子の発現を誘導し、活性酸素を除去することによって間接的にメラニン産生を抑制することが分かった。
 また、DNA 酸化的損傷マーカーを指標として検討し、酸化損傷度8-HOdGの生成阻害が有意にみられたため、プラセンタエキスが有用な酸化保護剤といえるとした。
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