話題の人

刻々と変化していくスパニーズをとらえる

美と健康の仕掛け人に聞く
The Day Spa C.E.O. 河﨑多恵氏

 9月の「スパ・ジャパン」で開催したスパシンポジウムで実務の立場から日本のスパの将来像について語って頂いた河﨑多恵氏に登場いただく。現在The DaySpa大阪店、芦屋店を経営するとともに、スパディレクターとして、日本各地のラグジュアリースパのプロデュース、コンサルティングも広く手がけている。


● スパとの出会いはいつ?
 15 歳で渡米。大学でビジネス経済を学んだ後、台湾で化粧品会社の仕事に就きました。その店舗でスパ展開を始めたことがそもそものきっかけですね。そこで初めて知ったスパの素晴らしさが私をスパビジネス世界に引き込んでいきました。
 「日本でスパをやろう」と、大阪で始めたのが2001 年。まだ誰もスパが何なのか分からない頃です。お客様もも
ちろんいません。やがてアメリカのスパ産業の隆盛を知った国内のリゾート関係者が動き始め、導入や運営の仕事をいただくようになりました。その後、徐々に運営店舗数が増えていき、現在は、北海道から沖縄まで全部で18 ヶ所で展開しています。
● グローバルスパサミット(GSS)でお感じになったことは
 スパ産業に関わる者にとっては、次にどんなトレンドが来てどうすれば収益を上げられるかが最大の関心事です。GSS においても、この数年は、スパは、メディカルに行くべきか、ビューティに行くべきかとそのポジションを模索して来たと思います。
 今回GSS に参加してとても印象的だったのは、やはり「ウエルネス」の流れの中にいるのだと確信できたことです。スパにとって、いわば「ウエルネスへの回帰」です。私たちの行く道筋が示された気がしました。海外の方から見て日本人は健全で健康的だと言います。そんな日本ならではウエルネスとは何かを見つめ直さなければならないのでしょう。
 GSS には、スパを専攻している学生達の参加もあっていろんな発想の提案がされました。現代の若者のスパへの感性がうかがえて興味深かかったのですが、ひとつ気になったのはIT 環境が整っていることが絶対条件ということです。彼らにとってネット社会はストレスではない。もっと言うとネット環境がないとストレスを感じる世代だと
いうことです。時代が変わるとスパへのニーズが一変していくことを改めて痛感しました。
● スパのチャンスはどこにあるか
●震災の影響は?

以下、詳細は紙面でご覧下さい。
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河﨑多恵氏
The Day Spa スパオーナー、スパディレクター、スパコンサルタント、カリフォルニア州公認セラピスト。
高校・大学をアメリカカルフォルニア州にて過ごす。大学卒業後帰国。台湾留学中にアメリカ系スパ化粧品会社にてスパ運営のノウハウを伝授される。現在は、スパディレクター・プロデューサーとして、全国18 か所で運営を行う。

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