特集

ヒット不在でも根強いダイエット需要

ホームフィットネスも拡大
【特集:ダイエット】

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 ダイエット関連市場は、かつてのような大ヒット商品はここ数年登場していないが、サプリでは満腹系の新しい切り口の商品が健闘するなど中ヒット商品が登場している。また、手軽な運動を提供するホームフィットネスも拡大が期待されている。


●満腹系が台頭、酵素も話題に
 
 ダイエット目的の食品・サプリメントには燃焼系、吸収阻害系(カット系)、代替食系(置き換え系)などがあるが、今年は満腹系(食欲抑制系)が健闘した。
 ヒット商品を小売店に聞くと、「空腹知らずダイエット」(メタボリック)や、「なかったことに」(スタジオグラフィコ)などの名前が挙がった。他には若手お笑い芸人を起用したCM で、メタボ前の男性層を獲得したDHC の「フォースコリー」が累計1,344 万個を突破するなど好調だった。
 満腹系の「空腹知らずダイエット」は食欲を抑えたり、満腹感を感じる成分を配合。これに加えて植物由来のダイエット成分3 種類を組み合わせている。満腹系は、ダイエット期間中のストレスを軽減することで長期的な継続をサポートできるため、今後も拡大が期待できるジャンルだ。
 吸収阻害系の「なかったことに」は白インゲンマメ抽出物、ハス葉エキス、サラシアなど炭水化物や糖分の吸収を抑える成分を配合。同じくカット系ではファンケルの「カロリミット」などもヒットした。
 代替食系では、化粧品メーカーのドクターシーラボから「美禅食」が発売。一部、バラエティショップでも売れ始ているという。同商品は、玄米や黒米などの穀類、きびや麦などの雑穀などの他、黒大豆や小豆などの豆類、ケールや大麦若葉などの野菜類を含むトータル30 種類以上の食材を乾燥し粉末に加工した。
 また、ここにきて酵素ダイエットの人気が急上昇してきた。酵素ダイエットとは、主に代謝能力のサポートやデトックス効果を目的として野菜・果物由来の酵素ドリンクなどを摂取するダイエット方法。最近では多くの女性誌で取り上げられており、ファスティング(断食)と組み合わせるケースも多い。比較的短期間で減量結果が期待できる点も好評だという。
●血糖コントロール理論なども登場
●拡大続くホームフィットネス

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