小林製薬 紅麹関連

小林製薬、紅麹問題で会見

小林製薬㈱(大阪市中央区)は29日、紅麹問題を受け大阪市内で記者会見を実施。14時からはじまった会見は18時半過ぎまで続いた。会場には100人を超える報道関係者が駆け付け、質問が止まらなかった。

小林章浩社長は会見冒頭、「当社が製造する紅麹を摂取することによる、腎疾患等の発生問題について、非常に多くの皆様にご心痛ご不安をお掛けしており、社会問題に発展していることをお詫び申し上げます」と挨拶。国内外で当該商品を使用する消費者をはじめ、健康食品を含む飲食物を製造する食品メーカーなどへも詫びた。

これまで、電話による健康被害の問い合わせは15,000件(3月28日22:00時点)となっており、入院や通院対象者、希望者は680人に及ぶと説明。原因物質については特定できていないが、推測される物質の一つに「プベルル酸」の可能性があることを厚労省に報告していることを認めた。

厚労省の発表では、高速液体クロマトグラフにより分析したところ、該当される原料に「プベルル酸」の数値が高かったことを確認しているという。「プベルル酸」は、青カビが産生する天然化合物で、抗生物質の特性を持つことが知られている、毒性が非常に高いという。

小林製薬では、成分の特定と腎臓疾患との関係について、厚労省管轄で分析が進められていることを報告。現在同社に寄せられている死亡者の報告は5人とされているが、死亡原因に腎疾患以外での疾患例もあるとした。死亡者は70代~90代の男女だという。

また、現在行っている回収に関する費用については、原料販売を通じた他の企業(下請け、孫請けも含め)全てを対象とし、回収にかかった費用、廃棄する費用も負担するとした。

原因とされる原料については、2023年4月~10月製造したもののなかに散らばっているとし、対象ロットについては、健康食品向けなどに製造した33ロット中、小林製薬のNB品(BtoC)で4ロット。原料販売(BtoB)で6ロットが対象となることを確認したとしている。また、使用用途の異なる原料については、異なる菌株を用いて製造しており、54ロット(9.2t)には原因物質は入っていなかったという。

行政・業界ニュース

企業ニュース

特集

PAGE TOP