一昨年から続くバイブル本騒動、昨年2月の「アガリクスを含む1製品に発がんプロモーション作用が認められた」との厚労省発表による影響で、大幅に市場が縮小したアガリクス・ブラゼイ・ムリル(以下アガリクス)。現在の市場規模は、ピーク時の350億円から95億円ほどに縮小しているとみられる。昨年2月の発表直後からの風評被害はすさまじく、原料・末端供給企業の各社は軒並み大幅な売り上げ減を強いられた。こうした状況を受け、昨年8月にアガリクスの安全性、有効性を固持する企業が発起人となり、「アガリクス・ブラゼイ協議会」を設立。会員企業には安全性データ取得を義務付けるなど、信頼回復に向けた取り組みをスタートさせた。(財)日本健康・栄養食品協会(以下、日健栄協)でも安全性などに関する学術ワーキンググループが発足するなど明るい動きもある。今、アガリクス市場では再生への取り組みが始まっている。
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特集アガリクス・ブラゼイ・ムリル 高い安全性データをどうアピールできるか
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