06年青汁市場、前年並み620億円
「飽和状態」で各社シェア争い激化か
2006年の青汁市場は、これまでの成長の勢いが弱まり、前年並みの620億円(小売ベース・推計値)を維持するにとどまった。冷凍青汁や粉末青汁で数十億~200億円超(小売ベース)を売り上げる主要企業の多くが前年と比べ横バイの状況にあり、「市場は飽和状態にある」との声が相次ぐ。ただ、依然として2ケタ台の伸長率で好調な業容を継続する企業もあり、またサッポロ飲料のように新規事業参入や、「有機JAS青汁」「トクホ青汁」など差別化製品の上市も活発だ。青汁市場は安定成長期に入った模様で、今後、各社のシェア争いが一層激しくなるとみられる。
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特集【青汁】(第1190号)
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