統合医療

ビタミンB 3 、「緑内障に効果」 マウス試験で93%が予防

 先月17日号の科学雑誌「サイエンス」では、ビタミンB 3 (ナイアシン)が緑内障を予防する可能性があるとの論文が掲載された。それによれば、あらかじめ緑内障を発症するよう遺伝子操作された若年マウスにナイアシンを含むエサを摂取させたところ発症が予防されたほか、すでに発症している高齢マウスでの進行を抑える効果があったという。


緑内障は代表的な神経変性疾患で、世界中で約8,000万人が発症している。眼圧が高まることなどにより、目と脳を結ぶ網膜神経細胞が死滅することが原因とされ、加齢が主なリスクファクター。
今回掲載された論文では、「最大の投与量において、93%で緑内障の発症がなかった」としており、「ビタミンB3は緑内障の治療目的で使える可能性があり、加齢に関係する他の神経変性疾患においても効果をもつ可能性がある」という。

◆NAD+、緑内障リスクファクターか

サイエンス誌の同号では、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)の減少が緑内障のリスクファクターである可能性を指摘する論文も掲載された。緑内障は加齢がリスクファクターとされるが、詳細については知られていない。論文では、長期にわたる経口サプリメンテーションや遺伝子治療が神経変性を予防できる可能性が指摘されている。

(詳しくは3/1発行・第1615号で)


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