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【特集】健康食品GMP -「食衛法」改正、品質保証の重要性高まる-

健食GMP取得企業173社194工場に

日本健康・栄養食品協会(日健栄協)および日本健康食品規格協会(JIHFS)の2団体が運用する健康食品GMPの取得企業は173社194工場(2018年2月27日現在)で、年々増加している。HACCPの制度化を含む食品衛生法の改正に伴い、健康食品の品質保証の重要性は高まる傾向に。食品製造業者のHACCP義務化については、健康食品GMPを最大限活用した手引書が3月末にも出される見通しだ。

健康産業新聞1639_健康食品GMP

存在感増す健食GMP

健食GMP取得企業は年々増加している。GMP( Good Manufacturing Practice:「適正製造規範」)は、原料の入庫から製造、出荷にいたる全工程において、製品の安全性と品質を保つよう定められた規則。医薬品の場合、製薬メーカーに義務化され、製品ごとの許認可が要件となっている。健康食品では、サプリメントとして錠剤やカプセルなど医薬品に共通する形状が流通していることから、厚労省は2005年2月1日付けで「錠剤、カプセル状等食品の適正な製造にかかる基本的考え方(ガイドライン)」を発表。原料の受け入れから最終製品の出荷に至るまでの全工程において、製品の品質と安全性の確保を、業界自らの努力で取り組むよう指導する。国内では(公財)日本健康・栄養食品協会(日健栄協)および(社)日本健康食品規格協会(JIHFS)が2005年より厚労省のガイドラインに沿って認定を実施。取得企業は、日健栄協123社137工場、JIHFS50社57工場の、計173社194工場(2月27日現在)。

機能性表示食品で活躍

機能性表示食品制度では、届出ガイドラインで、サプリメント形状の加工食品に、GMPに基づく製造工程管理が推奨されていることから、受理された製品のうち、その他の加工食品と生鮮を除き、サプリメント形状の加工食品は、ほぼ全てGMP取得工場で製造されている(一部医薬品GMP、米GMPを含む)。届出にあたり……

ウェブでは一部を公開しています。全文は「健康産業新聞」紙面(1639号)で

健食GMPを最大限活用

HACCPは、現場で有害微生物や有害化学物質、異物などに起因する有害影響を排除し、一般食品としての安全性を確保することが目的だ。一方、健康食品の安全性確保には……

本記事は「健康産業新聞 1639号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら

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