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「メタボリックシンドローム」を軸に市場が変わる

【特集】ダイエット
 05年4月、診断基準が策定された「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」は、04年5月厚生労働省が発表した「平成16年国民健康・栄養調査」報告を境に、マスコミで大きく報じられるようになり、一般消費者の認知が一気に進んだ。また、08年4月から医療保険者への義務付けられる「特定健診・特定保険指導」でも、内臓脂肪にフォーカスされていることから、今後「メタボリックシンドローム対策」をキーワードにした様々なサービスや製品が市場にあらわれることが予想される。メタボリックシンドロームを軸にして、健康・美容市場は大きく変わろうとしている。


◆【フィットネス関連プログラム、参加者急増】◆
【インタビュー】フィットネスクラブでメタボリックシンドローム対策
スポーツプレックス 顧問医師 青野治朗氏
◆ ダイエット・エステティック ◆
“痩身・ボディトリートメント”ニーズ拡大 メンズはメタボリックシンドローム対策に期待
ここ数年、堅調に推移するエステティック市場にあって「痩身・ボディトリートメント」の比重が高まりをみせている。特に、メンズエステ市場においては、メタボリックシンドロームというキーワードを得て、大手チェーン各社が訴求を強化。今後も健康保険法の改正を受け、08年4月より40歳以上の組合員の健康診断とメタボリックシンドローム予防の保健指導が義務付けられることから、この受け皿としての法人需要の開拓にも大いに期待が寄せられている。
【賞金・賞品総額1,080万円 第2回ダイエットコンテスト6月開催】リジュベネーション
【「ダンディハウス」痩身が売上げの6割に】シェイプアップハウス
◆ ダイエット・ダイエットサプリメント動向 ◆
年ごとにトレンドが顕著で、変化の激しいダイエット市場だが、昨年はサプリメント型の売れ筋が固定化し、大型ヒット商材が少なかった。その一方で製品ラッシュが続く食事代替型に注目が集まった。これは、安全で健康なダイエットへと志向が変化する消費者ニーズや法改正などの環境変化によると考えられる。ここに新たにメタボリックシンドローム対策というキーワードが登場し、ダイエット市場全体がエビデンス重視の方向へ動き出している。
【L-カルニチンMRPの定番素材に】ロンザジャパン
【動脈硬化に有効と注目の「DPA」】エル・エスコーポレーション
【キノコキトサンでメタボリックシンドロームに克つ】リコム
◆ ダイエット・痩身機器 ◆
確かな結果導く実力派の機器
ラジオ波や振動マシンが今年のトレンド
 長期にわたるプログラムを組みやすく、サロンの収益の柱になりつつある痩身トリートメント。顧客満足度を高めるのは、綿密なカウンセリングに基づいた目標に対する確かな痩身結果である。昨秋から今年にかけてのトレンドは2つ。美肌を保ちながらサイズダウンを実現するラジオ波を用いた機器。そして関西圏を中心に爆発的人気を誇る振動トレーニングマシンである。
◆ ダイエット・体組成系 ◆
 メタボリックシンドロームと判断される基準のひとつとして、男性は胴囲85㎝以上で疑いありというわかりやすい指針が示された。しかし、胴囲が85㎝を超えていても、それが内臓脂肪であるとは言い切れない。簡単に体脂肪などの情報を得ることができる体組成計は健康・美容施設では不可欠になってきた。業務用体組成計は、体重、体脂肪を測定するだけではなく、カウンセリングや販促に役立つ高付加価値の機器が登場。メーカーでは、病院・フィットネスクラブだけでなく、美容分野での活用を提案している。
 【帳票カスタマイズ機能を備えた体組成計】クラブクリエイト
 【胴囲入力可能なメタボ対応体組成計を新発売】ウェルレックス

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