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食品開発展、腸内細菌セミナーに延500人

 子供たちの間では「うんこドリル」が大流行りだが、腸内環境をテーマにしたセミナーでも「うんこ」が共通の話題に。食品開発展が4日開幕。初日は4つのテーマで腸内環境セミナーが行われた。いずれも120人を超す盛況ぶりで、延500人超の研究者、開発担当者が受講した。

‘脳腸相関を踏まえた機能性食品開発’で講演した京都府立医大の内藤裕二氏は、NHKの「腎臓が体の健康に関与する」とした特集を引き、腸が腎腸相関の司令塔になっているとし、便秘と鬱、便秘とパーキンソン病、過敏性腸症候群と下痢などの関連について分かり易く解説、男女で異なる腸内細菌叢などを踏まえた食品開発と経済効果の課題にも言及した。また、リュウマチ患者の便を無菌マウスに移した場合の関節炎の発症などから解明が進んでいるとし、たかが「うんこ」とはいえ「便秘」や「下痢」が様々な病気と健康のバロメーターになるとした。このセッションでは、東京農工大の木村郁夫准教授、医薬基盤・健康・栄養研究所の國澤純リーダー、メタジェン・福田真嗣社長なども講演した。5日はフラクトオリゴ糖’、ハラル、知財などのセミナーが行われる。展示会は4-6日の午後5時まで。いずれも東京ビッグサイトで。

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