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京都大学と共同開発、新型酸素カプセル「メディカルO2」 

 (株)イターナルライト総合研究所(京都市下京区、075-354-3288)は4月、ハードタイプの高気圧・高濃度酸素カプセル「メディカルO2(特許出願中)」を発売し、22日から始まる健康博覧会2006に初お披露目する。
 同機器は、コンピューター制御のコントローラーを使用して、最適の気圧と酸素濃度を自動で調整する高気圧・高濃度酸素浴機器。京都大学大学院人間・環境学研究科の石原昭彦教授との共同開発により製品化に至った。
 石原教授は研究を通し、従来の酸素カプセルの設定気圧では血管が細い人や弱い人、鼓膜の弱い人に対しての危険性がぬぐいきれないと考え、安全性の高い気圧設定を導き出した。体内の隅々まで送り届けられる溶解型酸素を増やすのと同時に、体に均一な圧力をかけることで、代謝の向上や細胞の活性化などを期待することができる。


 酸素カプセルのニーズは高いものの、従来のソフトタイプカプセル利用者からは「布が破れた」「空気もれをおこした」「出入りが大変」「せまくてうるさい」等の声も多かったのに対し、同品はハードタイプであるためこうした欠点をすべて克服。研究により得られた理想的な気圧・酸素濃度設定を忠実に実現した。
 
 開発にあたった石原教授は「高気圧と同時に高濃度酸素を併用することにより、筋肉痛からの回復・改善が期待できるほか、皮膚温と血流量がよりよい値を示すことから、冷えなどに対する体質改善なども期待できる」と話している。1回の利用は1時間程度で、エステサロンやリラクゼーション、フィットネスクラブ、医療機関などでの提案を進めていく。

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