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withコロナで、納豆サプリへの期待高まる(特集/ナットウ)

納豆にはナットウキナーゼ、ビタミンK2、納豆菌などが豊富に含まれ、これらを濃縮したサプリメントの利用が広がっている。血流改善・血圧調整、美肌、脳機能改善(ナットウキナーゼ)、骨・筋肉サポート(ビタミンK2)、免疫賦活、整腸(納豆菌)など、各成分の研究が進展。コロナ禍でのインバウンド縮小で国内市場はやや縮小傾向にあるが、ウイルスの不活性化やコロナ合併症の予防効果を示す研究報告もあり、国内外で納豆サプリへの期待が高まっている。

インバウンド消失で市場縮小も、海外需要に商機

日本伝統の健康食品、納豆。ナットウキナーゼ、ビタミンK2、納豆菌などが豊富で、サプリメント素材として国内外で広く活用されている。

近年、市場を牽引しているのはナットウキナーゼ。血栓溶解、血流改善などの機能性が確認されており、“血液サラサラ”系サプリの定番になっている。また脳機能や肌質の改善に関する研究も進み、利用の幅が広がっている。

ナットウキナーゼの多くは、血液を凝固させるビタミンK2を除去し、血液を固まりにくくする医薬品成分(ワルファリン)と併用することができる。また、血栓の元となるタンパク質を分解する力(FU値)によって活性値が測定されており、国内では2,000~4,000FUの間で規格化されるケースが多い。

FU値の高い原料は、必要配合量が少なく、その分フコイダン、DHA・EPAなど他素材と組み合わせることが容易で、需要が高まっている。

ナットウキナーゼを関与成分とする機能性表示食品は、現在3社6品。ヘルスクレームは、「血流(末梢)を改善することで血圧が高めの方の血圧を下げる」、摂取目安量は、いずれも3.97mg(2,000FU)となっている。「コロナ禍で苦戦が続いていたが、機能性表示食品としてリニューアル後、売上が好転した」という声も聞かれ、届出数の増加が見込まれている。

血流改善から派生して、女性サポート、脳機能、アイケア等の分野で届出を目指す動きも。農林水産省の研究開発プロジェクトでは、納豆の粘り成分「γ-ポリグルタミン酸」の研究が進展。血糖値対策分野での届出を視野に、民間メーカーとの共同研究が進められている。

コロナ禍で、これまで市場を牽引してきたインバウンド需要が消失したこともあり、国内市場はやや縮小傾向にあることは否めない。特に店頭チャネルでは大手ブランドにも売上の縮小が見られた。

一方で、ウイルスの不活性化やコロナ合併症の予防に関する論文が発表されたこともあり、その注目度は増している。「中国向けの越境ECが好調」「米国や欧州企業と新規の商談が決まった」など海外に商機を見出す企業も少なくないようだ。

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