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【Breaking News】東南アジア最大のサプリメント展「Vitafoods Asia 2026」開幕 

東南アジア最大のサプリメント展「Vitafoods Asia 2026」開幕 

過去最大800社超が出展

東南アジア最大のニュートラシューティカル展示会「Vitafoods ASIA2026」(インフォーマグループ主催)が9月2日、タイ・バンコクのクイーン シリキット ナショナル コンベンション センター (QSNCC)で開幕した。今年は昨年を約30%上回る展示面積となる2万㎡に拡大、世界40ヵ国から800社を超える企業や団体が出展。10以上の海外パビリオンも設置され、開催規模は過去最大に。会期3日間で1万6,000人の来場者を見込む。今年のメインテーマ、予防医療・ヘルシーエイジング、ロンジェビティだ。世界的な高齢化の進行に加え、若年層による早期からのセルフケアへの取り組みが広がっていることを背景に、会場では、ロンジェビティや日常的な健康管理を支える機能性素材、サプリメント、機能性食品・飲料、製剤技術などが一堂に集まった。

サプリメント・機能性食品原料におけるアジア有数の国際イベントとして成長を続けるVitafoods Asia。世界中の食品バイヤーやイノベーターが大きな期待を寄せるなか、今年は昨年を上回る過去最大規模で幕が上がった。食品や飲料、機能性原料やOEM、製造、包装に至るあらゆる商品の展示に加え、最新イノベーションの紹介、各種セミナーが3日間にわたり繰り広げられる。初日の朝からチケットカウンターには行列ができるなど会場は熱気で溢れ、アジアを中心に欧米など、世界中の業界関係者が会場に足を運んだ。

豪州・ニュージーランドが初のパビリオン

Vitafoods Asia、国際色さらに豊かに

同展示会はアジアのハブ機能を有するタイを体現するべく、海外パビリオンも拡充。会場の国際色が一段と高まっている。今年はオーストラリアとニュージーランドが初めて専用パビリオンを設置。日本、韓国、中国、台湾、米国、欧州各国などの出展とともに、世界各地の健康食品原料、サプリメント、製造技術が集結。来場者が国・地域ごとの技術や市場特性を比較しながら、新たな調達先や事業パートナーを探せる場としてさらに進化を遂げている。アジア市場への進出を目指す海外企業と、世界の新素材・技術を求めるアジア地域の企業のマッチングが実現する展示会では、多くのVIPやキーマンが訪れ、会期中に数多くの商談が繰り広げられる。

幕開けと同時に開催されたオープニングセレモニーでは、Informa Markets ThailandのManu Leopairote会長が来場者を歓迎し挨拶を行った。来賓には、タイ国家科学技術開発庁(NSTDA)・国立ナノテクノロジーセンター(NANOTEC)のUracha Ruktanonchai所長が登壇。さらに、タイ高等教育・科学・研究・イノベーション省のPunpermsak Aruni副次官が開会を宣言した。

祝辞では会期中に数多く設定されている健康・栄養分野のイノベーションをテーマとした講演について述べられ、「研究成果を実際の製品やサービスとして市場へ届ける社会実装が重要」とし、「優れた技術を生活者の健康改善につなげるために、研究者や開発企業だけでなく、投資家、製造事業者、規制当局、物流事業者などを含む幅広い連携が不可欠」と説明。「研究開発から実証、製品化、販売までを一貫して支援するプラットフォームの構築が求められ、公的機関と民間企業が役割を分担することで研究成果の事業化を加速し、エビデンスに基づく製品を社会へ広く届けられる」とし、この展示会が持つ重要な役割に触れ、「人材育成も含め。次世代のイノベーション創出を図ることで地域全体の健康課題の解決と産業成長につながる」と結んだ。

式典後には来賓者による会場視察「VIP TOUR」も実施

まず最初に訪れたのがオーストラリアパビリオン。オーストラリア貿易投資促進庁(Austrade)と業界団体Complementary Medicines Australia(CMA)が連携し、24社・40人の代表団が参加した。会期前日の9月1日には、パブロ・カン駐タイ・オーストラリア大使の主催による交流会も行われ、タイおよび東南アジア企業との関係構築を後押しした。

続いて訪れたのが地元タイのInnovation and Technology Assistance Program(ITAP)。タイの中小企業による科学技術・イノベーションの活用を後押しする支援機能をアピールした。ITAPは、企業が抱える製品開発や製造上の課題と、研究者・専門家が有する技術や知見を結び付け、競争力の向上につなげる役割を担っており、会場ではNSTDAと連携し、中小企業への科学技術とイノベーションの導入、持続的な成長を実現するための支援策なども紹介した。

同じくタイのSpecialty Innovationにも訪問。「Longevity」をテーマとした健康食品のOEM・ODMソリューションをアピールした。タイの伝統的なハーブ素材と研究開発・製造技術を組み合わせ、サプリメントや機能性食品、化粧品、コスメシューティカル、伝統医薬品などを開発・製造。製品コンセプトの立案から処方開発、パッケージ・ブランドデザイン、登録申請、量産までを一貫して支援できる点を強みとしている。

ブースでは、NMNサプリメント「Pure NMN」を紹介。同社が掲げる「Longevity」の代表的な提案製品の一つで、健康長寿に加え、抗酸化・免疫、細胞保護、目や肌の健康などを切り口とした商品開発コンセプトを説明した。

中国のCDMO、SIRIO Pharmaでは、アジア市場をターゲットにした「Beauty from Within(内側からの美容)」を提案。「In Global, For Local」を掲げ、世界各地で培った研究開発・製造技術を、アジア各国の消費者ニーズや規制、サプライチェーン事情に合わせて提供する方針を打ち出した。ブースでは、グミや植物性ソフトカプセル「Plantegrity®」、ゼリータイプの「LifeChews®」、液体を包み込んだドロップ型製品など、幅広い剤型を紹介した。

最後に訪れたのが、タイの植物資源を高付加価値な機能性素材へ転換する「PHYTOEX」のブース。タイの生物多様性を活用した新規生理活性成分の探索、バイオ技術による有用成分の生産、ナノ製剤化などの「Deep Tech Platforms」を紹介した。

ブースエリア、世界の潮流やアジアの健康市場を反映

Longevity、GLP-1、POSTBIOTICSなど、話題の素材や製品に高い関心

ブースエリアの今年の見どころは、Longevity(健康長寿)を軸とした素材・製品開発の広がり。高齢化が進むアジア各国では、骨・関節、筋肉、認知、睡眠、ストレス、心血管、代謝、免疫など、健康寿命の延伸に関わるカテゴリーへの関心が一段と高まっており、会場ではエビデンスに基づいた植物由来素材や腸内細菌改善素材、機能性ペプチド、オメガ3、アシュワガンダ、クルクミン、リポソーム化原料などが会場を埋め尽くした。また、米国を中心に世界的に関心が寄せられるGLP-1ホルモンに着目した商品展開も活発化している。

ノルウェーのAker BioMarine Human Health Ingredientsは、南極オキアミ由来の「Superba Krill®」をはじめ、藻類由来オメガ3「Revervia®」、ブレインヘルス素材「Lysoveta®」、マリン由来リン脂質を活用したデリバリー技術「PL+™」などを紹介した。同社はクリルオイルのリーディングサプライヤーとして市場をけん引しており、今回の展示では、クリルにとどまらない総合的なマリンニュートリション企業としての側面をアピールした。なかでも「Lysoveta®」は、LPC結合型EPA・DHAを特長とする脳機能サポート素材で、アジアで関心が高まる認知機能に向けて紹介した。

また、近年腸内環境分野は成長が著しいマーケットで、会場ではPOSTBIOTICSをアピールする企業が昨年よりも増加。特に韓国メーカーの台頭が目立った。今年は「IPA Pre-, Pro-, Post-biotic Resource Centre」が設けられ、プレバイオティクス、プロバイオティクス、ポストバイオティクスを横断した最新の研究成果や製品開発事例が紹介された。

入口近くのスペースで存在感を放ったのが森永乳業。世界的ビフィズス菌ブランドとして知られるビフィズス菌「BB536」をはじめとしたヒト由来ビフィズス菌「HRB(Human-Residential Bifidobacteria)」をアピール。また、ポストバイオティクスでは、「シールド乳酸菌(海外製品名:LAC-SHIELD)」や、「はぴねす乳酸菌(海外製品名:LAC-LIVING+)」を紹介。同社が保有する幅広いエビデンスを紹介した。

韓国のポストバイオティクスメーカーのbereumは、植物由来の乳酸菌を加熱処理したポストバイオティクス素材「beLP1™」を主力に、腸とメンタルヘルスを同時に支える“腸脳相関”への提案を行った。「beLP1™」は、韓国・江原道平昌地域のキムチから分離した乳酸菌Lactiplantibacillus plantarumを原料化したもの。ハラール認証を取得しており、1グラム当たり3兆個という高濃度設計が特長。加熱や加工工程に対する安定性が高く、食品・飲料やサプリメントへ配合しやすい点もアピールした。

同じく韓国のChong Kun Dang Healthは、韓国トップブランドの「I’m Vita」を中心としたサプリメントを展示し来場者へアピール。東南アジアをはじめとした海外市場への展開を加速させており、出展は今回で3年連続。

「I’m Vita」は、現代人のライフスタイルや健康課題に合わせてビタミンを手軽に補給できるブランド。マルチビタミンを基本に、免疫、エネルギー、美容など、目的別に選べる幅広いラインアップを展開している。ブースでは、プロバイオティクスブランド「Lacto-Fit」も紹介。韓国国内で培ったブランド力と、目的別に細分化した製品設計を強みに、アジアの消費者向け健康食品ブランドとしての存在感を訴求した。

インド素材も現在世界的に関心が寄せられるテーマで、世界的なアシュワガンダブランド「KSM-66 Ashwagandha」を展開するインドのIxoreal Biomedは、今年より提案に力を入れている女性の健康に特化した植物素材、シャタバリ根抽出物「SRI-81 Shatavari」をアピール。両素材は同展のタイトルスポンサーにも採用され、会場内で大きな存在感を示した。「SRI-81」は、アーユルヴェーダで女性の健康に用いられてきたシャタバリの根を原料とし、8年間の研究を経て開発に成功。ホルモンバランスや生殖健康、ストレス、気分、睡眠、授乳、産後の回復、更年期の快適性など、女性の各ライフステージに対応する素材として提案。18報以上のヒト試験データを蓄積しており、科学的根拠を差別化ポイントとしている。

同じくインドのインドの植物抽出物メーカー、K. Patel Phyto Extractionsは、高吸収型クルクミン「CurcuVail®」や性的ウェルネス市場に向けて独自に開発した「AktiveX™」を紹介した。

3000年以上続く伝統的なアーユルヴェーダハーブの根から抽出した独自原料。合成素材は一切使用していないのが特長となっている。1日150mgの摂取で、男性の精子濃度を125%、テストステロンを79%増加させ、活力を向上させることを試験で確認。女性においては、FSH(卵胞刺激ホルモン)が270%増加、LH(黄体形成ホルモン)が356%増加することを確認しており、活力と性力を向上させる素材として展開する。

アーユルヴェーダ素材をベースにした機能性素材数多く開発販売している老舗植物抽出メーカーのSAMI-SABINSAグループも出展。栄養吸収を高める黒コショウ抽出物の「bioperine®」をはじめ、ボスウェリア由来の関節対策素材「Boswellin®」、ブラッククミン由来で免疫・呼吸器の健康をサポートする「Nigellin®」、抗酸化・健康長寿領域に対応するクルクミン代謝物素材「Curcumin C3 Reduct®」などを提案した。

アクティブニュートリションやヘルシーエイジングを切り口に、関節、免疫、代謝、体重管理、認知機能などをカバーする素材群を紹介した。

米国大手サプリメントブランドNOW Foodsは、サプリメントを中心とした幅広い製品群と、品質・価格・品揃えを組み合わせた総合ブランド力をアピールした。同社の製品は現在、世界100カ国以上で展開されているといい、会場ではタイをはじめとするアジア各国の販売代理店や流通企業との商談を行った。

展示品は、ビタミン・ミネラル、ハーブ、プロバイオティクス、スポーツニュートリション、美容、ペットヘルスなどを紹介。NMNやリポソームグルタチオンなどの新製品をアピールした。

フランスのルサッフル社グループのGnosis by Lesaffreは、「Women’s Inner Radiance」をテーマに女性のライフステージを支える素材を紹介。第4世代の活性型葉酸と呼ばれる「Quatrefolic®」を紹介した。同素材は、葉酸を体内で利用可能な形に変換する必要がない(6S)-5-MTHFで、妊娠・妊活期から更年期、心血管や美容まで、女性の生涯を通じた健康への利用することが可能だという。また、近年世界的に関心が寄せられるGLP-1薬ユーザーにフォーカスしたプロバイオティクスの提案を行った。

中国のBiobor Healthは、日常的に摂取しやすいグミ剤型をアピール。「Nutraceutical Gummy Expert」をコンセプトに掲げ、自社ブランドの販売のほか、受託製造にも対応する。子ども向け製品に加え、女性向け、スポーツ、免疫領域など、幅広いテーマの製品を展示した。「BEAUTY VITALITY Gummies」は売れ筋製品の一つ。ビタミンA、C、Eに加え、1食当たり6,000マイクログラムのビオチンを配合し、肌、髪、爪など美容ニーズに対応する。ペクチンをベースとしたストロベリー味で、グルテンフリー、非遺伝子組み換え、砂糖無添加、天然由来の香料・着色料を使用しているのが特長。

さらに、スポーツニュートリション向けの「OXYPEAK Gummies」も展開。レッドアマランサスとビーツを中心に、高麗人参、クコ、黄耆の抽出物を組み合わせ、持久力やエネルギー、活力を支える製品として提案した。このほか、最近話題のクレアチンを配合したグミも発表した。

日本からの出展も増加、東南アジア市場への参入積極化

VitafoodsAsiaでは、日本からの出展社も年々増加。原料サプライヤーのオムニカ、オリザ油化、カネカ、協和発酵バイオ、ケミンジャパン、常磐植物化学研究所、丸善製薬、メイプロインダストリーズ、富士化学工業、雪印メグミルク、ユーグレナなどが出展。受託製造ではアピ、アリメント工業が出展した。

ケミンジャパンは、発売30周年を迎えた主力の天然ルテイン原料「FloraGLO® Lutein」を中心に複数素材をアピール。ブースでは、来場者が自身の目の健康状態に関する質問に回答し、個別の「EyeQスコア」を確認できる体験型コンテンツ「FloraGLO EyeQ Station」を設置。

また、ポストバイオティクスとして腸内環境をサポートする酪酸カルシウム「ButiShield™」も案内。食物繊維の摂取不足などによって体内での産生が不足しがちな酪酸を直接補給する「次世代バイオティクス」として提案した。同原料は、同社独自のスプレー凍結技術「MicroPEARLS™」を用いて酪酸カルシウムをカプセル化。酪酸特有の不快臭を抑えるとともに、消化管内で持続的かつ制御された放出を可能にした。酪酸を35%以上含み、製造時の取り扱いや最終製品への配合のしやすさも訴求する。

ソフトカプセル専業の受託製造メーカーの富士カプセルは長年にわたって出展している企業の1社。日本で長年培ってきたソフトカプセルの製剤・生産技術と、健康食品の受託製造サービスをアジア市場に向けてアピールしている。海外市場への対応にも力を入れており、品質管理体制の整備に加え、ソフトカプセルではハラール認証も取得済み。イスラム人口の多い東南アジアをはじめとする海外市場でのサプリメント開発に優位性があることを紹介した。「東南アジアの各国から来場者が来るが、今年はバングラデシュからの来場があった」と話した。

丸善製薬は、ブラックジンジャー抽出物、「パインセラ®粉末」、レモンバームエキスパウダーMFなどを主要素材として紹介した。ブラックジンジャーでは体脂肪や運動・歩行機能、パインセラではパイナップル由来グルコシルセラミドによる肌の保湿、レモンバームでは認知機能・記憶サポートを切り口に提案。日本で蓄積した研究データと植物抽出・精製技術を背景に、健康長寿や美容需要が拡大するアジア市場での採用拡大をアピールした。

オリザ油化は、米由来素材をはじめとした多彩な植物由来機能性素材を展開する研究開発力を訴求。タイFDAの安全性評価を通過した「ORYZA GABA®」をはじめ、免疫領域での知見を蓄積する「オリザセラミド®」などを提案した。また、近年に引き合いが強い桜由来の乳酸菌「SAKULORA™」や、体重・体脂肪対策のイチゴ種子エキスなども、ロンジェビティを切り口とした素材としてアピールした。

アリメント工業は「メイド・イン・ジャパン」の高品質なサプリメントOEM・ODMサービスを紹介した。40年以上にわたって健康食品の受託製造を行ってきた実績をアピール。商品企画、研究開発、処方設計から製造、品質管理までを一貫して支援する体制に、来場者も関心を寄せた。工場ではISO 22000のほか、GMP、NSF-GMP(cGMP)認証を取得している点を強調。ゼラチンカプセルについてはハラールにも対応しており、海外向けに既に実績のあるケースを紹介するなど、海外展開に積極的であることを紹介した。

雪印メグミルクは、牛乳中にわずか約0.005%しか含まれない希少なたんぱく質「MBP®(Milk Basic Protein)」を紹介。アジアの高齢化を背景に、骨密度と健康寿命を支える素材として訴求した。MBPは、骨をつくる骨芽細胞を増やす一方、骨を壊す破骨細胞の働きを調整することで、骨形成と骨吸収のバランスを支える。1日40mgという少量で配合でき、臨床研究を含む豊富な研究実績を持つ点も強みとしてアピールした。このほか、内臓脂肪や皮下脂肪、腸内環境の改善に作用する乳酸菌「SBT2055」、目や鼻の不快感をサポートする乳酸菌「SBT2171」、筋たんぱく質の合成促進を訴求するホエイペプチド「HW-3」なども提案した。

FUTURE も連続出展。自社ブランド「F&W」を中心とする日本製サプリメントや健康食品を紹介した。ブースでは、フィッシュコラーゲンを高配合した「Collagen Luxe+」をはじめ、鉄やビタミンCなどの摂取を想定した「LipoWrap」シリーズ、美容サポート食品、フェイスマスクなどを展示。飲みやすさやデザイン性、日常生活に取り入れやすい剤形を通じ、日本市場で培った消費者視点の商品開発力をアピールした。スポーツ分野では、アルギニンとシトルリンを組み合わせた「F&W Arginine」、9種類の必須アミノ酸を配合したEAA、BCAA製品などを紹介。さらに、イヌリンやエラグ酸などを配合したダイエットサポートコーヒーも展開し、健康機能とおいしさを両立した製品群を提案した。

ブースではライブ配信を行い、現地からリアルタイムで製品の販売も行った。同社は商品の企画・処方開発から製造、パッケージ、プロモーション、販売支援までを一貫して手掛けており、今回の出展では既存商品の輸出に加え、アジア企業に向けた「メイド・イン・ジャパン」のOEM・プライベートブランド開発パートナーとしての強みを訴求した。

五洲薬品は現地法人のGOSHU THAILANDを通じて出展。ブースでは、日本の「お守り」をモチーフとしたサプリメント「OMAMORI Supplement」シリーズを紹介。カルシウム&マグネシウム、亜鉛、ビルベリーなど、骨や筋肉、肌、目の健康をサポートする製品を提案した。

既にタイ国内で展開している電解質の補給が行えるタブレット品「Active Supply」シリーズの新製品として、水に溶かして飲用する顆粒タイプを披露した。試飲が行えるようにドリンクサーバーも設置し、来場者へ飲料を提供した。同社は、富山湾の海洋深層水や北アルプスの天然水を生かした商品開発力が売りで、飲料をはじめ機能性食品やサプリメントなどのOEM・ODMへの対応力についてもアピールした。GMPやハラール認証も取得済みで、品質管理体制を強みに東南アジア市場での事業拡大を目指す姿勢を示した。

Vitafoods Asia 2026は、市場の変化を映し出すとともに、日本企業にとっても自社素材や製造技術を海外に発信し、新たなパートナーを開拓する重要な機会となっている。

大学や研究機関の研究成果を商品開発につなげる特設エリア「Academic to Commercial」

特別企画では、大学や研究機関の研究成果を実際の商品開発につなげる特設エリア「Academic to Commercial(A to C)」が設置された。同エリアは、研究室で生まれた技術やタイ固有の食品素材を産業界に紹介し、食品・サプリメントメーカーとの共同開発や技術移転、事業化を促進することを目的としたもの。

参加機関の一つである地元チェンマイ大学は、食品科学・食品技術、農産物加工、包装などの研究を基盤に地域企業や行政機関と連携した商品開発を推進している。農産業学部とFood Innovation and Packaging Center(FIN)は、原料の研究から加工技術、製品設計、包装までを支援する研究開発拠点として、タイ北部を中心とする食品産業の高付加価値化を支えているという。

ブースでは、男性向けサプリメント、飲酒時の健康を支える飲料製品、美容をテーマとした機能性飲料など、産学連携モデルをアピールした。

男性向けサプリメント「GX SHOOT」は、ハーブの機能性を引き出す加工・製剤技術を活用し、男性の活力やコンディショニングをサポートする製品として打ち出す。中国で開催された国際発明展でもアワードを受賞したという。

「NEXT DAY AFTER H」は、飲酒前に摂取するショットタイプのサプリメント。アルコールや、その代謝過程で生じるアセトアルデヒドへの対応を切り口に、飲酒翌日の頭痛、吐き気、疲労感などを軽減が期待できる。チェンマイ大学FINが研究および技術開発を支援し、タイのLongevity Land Co., Ltd.が商品を展開を行っている。

美容分野では、Doi Rak Lae Wang Co., Ltd.と共同開発した「Marta’s REJUVENA JEWEL」を紹介。枝豆由来のプロシアニジンを活用した機能性飲料で、美容とヘルシーエイジングを意識した設計が特長。チェンマイ大学農産業学部のChulaluck Khemachiwakul准教授が開発に携わり、「IEI 2026」でNRCT Honorable Mention Awardと銅賞を獲得した。

このほか、新製品と新素材を集めた「New Products Zone & New Ingredients Zone」、実際に機能性食品・飲料を試せる「Tasting Bar」、注目製品を専門家の解説付きで巡る「Innovation Tours」などを展開。会期中には計59のコンテンツセッションが予定され、市場トレンド、研究開発、規制、品質、サステナビリティなど、アジアで事業を展開する上で欠かせない情報が共有される。

初日の熱気を交流へつなぐ「Networking Night」開催

展示会初日の夕方には、出展社や来場者、業界団体などを招いた交流イベント「Networking Night」が開催された。展示会終了後のリラックスした雰囲気の中、国や業種を越えて関係者が親睦を深め、新たな協業やビジネスにつながるネットワークを構築した。各国市場の動向や製品開発、販売提携などについて活発に情報交換した。アジア各国に加え、欧米やオセアニアなどから参加した関係者の交流もみられ、国際色豊かなVitafoods Asiaを象徴する催しとなった。

会場ではこのほかにも、健康長寿、腸内環境、女性の健康、スポーツニュートリション、美容など、世界のヘルスケア市場を映す多彩な製品・技術が披露されている。原料開発から製造、包装、最終製品まで、ニュートラシューティカル産業の最新動向を一度に把握できる貴重な機会となっている。

アジア市場への進出や事業パートナーとの出会いを求める関係者は必見。「Vitafoods Asia 2026」は9月4日まで、バンコクのクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンションセンターで開催される。最終日の開場時間は午前10時から午後5時まで。

詳しくはVitafoods Asiaまで。

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