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【2018年上半期総括】健康食品受託製造・加工企業調査 -53%が増収を達成-

紙編集部は、健康食品の受託加工・製造企業200社(有効回答77社)を対象とした調査を実施。2018年上半期の経営状態について「非常に良好」「良好」と回答したのは65%で、前年同期比9ポイントの増加。国内は美容・美肌やダイエット分野が堅調だったのに加え、スポーツニュートリションが市場をけん引。輸出の数量が大きく伸びたほか、インバウンドも手堅く推移した。一方、機能性表示食品の評価については「評価する」が前回より17ポイントの大幅減。「大手優先の制度になりつつある」「市場の活性化につながるのかが見えない」といった厳しい声が相次いだ。

健康産業新聞1646_健康食品受託製造加工調査

過半数が「下期よくなる」と回答も企業間格差は鮮明に

アンケートでは企業の売上高や増減率、経営状況、市場の景況感、設備投資の現状、品質・安全および製造管理規格の導入状況、人気受注素材、輸出製品のOEMやインバウンドの状況、機能性表示食品制度への対応状況、工場の稼働状況などについて聞いた。

調査対象の企業の売上高は30億円未満が67%、30億~50億円未満が11%、50~100億円未満が14%、100億円以上が8%だった。売上高の増減は53%が前年を上回ったが前年と比べ7ポイント減少した。一方で前年の売上高を下回った企業は……

6割の企業で輸出増加、メイド・イン・ジャパンの需要拡大

海外展開については「輸出を行っている」との回答は57%。前年同期比で7ポイント減少。しかしながら「輸出が伸びている」という回答は約6割に上り、「変わらない」が37%、「減っている」は4%に過ぎなかった。国内販社の輸出量は増えているものと推測され、海外における“メイド・イン・ジャパン”の需要が……

機能性表示制度の評価は激減 「大手優先」と不満相次ぐ

機能性表示食品制度に関する問いでは「制度に応じた受託を行っている」が前年同期比8ポイント増の……

ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1646号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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