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【特集】高麗人参「エナジー」「温活」テーマに拡大、市場230億円突破

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 高麗人参の原料流通量が拡大している。中高年男性を中心とした滋養強壮・疲労回復マーケットでの定着に加えて、「リアルゴールド」「モンスターエナジー」「タフマンV」などが代表するエナジー系ドリンクでの採用が急増。さらに、血流改善作用を介した美容・冷え性対策機能が評価され、ヒット商品「高麗美人」(ていねい通販)をはじめ、女性向け商品への配合が進んでいるという状況だ。冷え性対策では、「“温活”をテーマに、ホットヨガのプログラムに高麗人参を活用するフィットネスクラブもある」という。これらの市場環境を背景に、末端市場規模は230億円を突破したことがわかった。飲料分野の某ナショナルブランドでは、健康機能食品(韓国版トクホ)のエビデンスをベースに、機能性表示食品としての上市準備を進めているという情報も。


「紅参」「白参」「黒参」など 高麗人参の種類はさまざま
 朝鮮半島を原産地とする高麗人参(朝鮮人参、オタネニンジン)は、中国東北部やロシア沿海州にかけて自生するウコギ科の多年草植物。漢方では、「最も副作用の恐れがない上薬」に分類され、大半が韓国と中国で栽培されている。
 高麗人参は加工法により「水参」「白参」「紅参」「黒参」に分類される。「水参」は収穫後、加工していない状態のもので「生参」とも呼ばれる。「白参」は、主に 4~ 5 年根の水参を原材料に、表皮を剥ぐか、そのまま乾燥させたもの。「紅参」は、一般的に 6 年根の水参を厳選して、皮を剥かない状態で蒸したもので、10年以上の長期保管が可能。なお、6 年根は人参のなかで、総サポニン数(37種)が多いことが知られている。「黒参」は、蒸し・乾燥工程を 9 回繰り返すことで、サポニン高含有化に加え、特有のサポニンを含む点が特長だ。
 サプリメント原料としては、紅参の粉末品・エキス品を主流に、近年、「発酵」「熟成」「膨化」「熟成」「低温真空乾燥」など、付加価値原料の需要増が顕著。有効成分のジンセノサイドやコンパウンドKなどの有効成分を高含有化させたハイグレード原料の提案も目立つ。さらに、サポニンの種類が根茎とは異なる「ジンセンベリー(オタネニンジン果実)」も登場しており、高麗人参の原料バリエーションが急速に広がっている。
エナジードリンクへの採用進み 女性層開拓も着々
 高麗人参市場はドリンク、錠剤、エキス、カプセル、茶製品が市場を牽引。滋養強壮・疲労回復訴求食品を軸に、エナジードリンク、冷え対策で女性向け商品への採用が進み、マーケットサイズは230億円を突破したことがわかった。
 エナジードリンク分野では、「リアルゴールド」「モンスターエナジー」「タフマンV」「激強打破」などの大手各社の商品・・・
本場韓国、紅参市場1,000億円超 免税店ではヴィトンに次ぐ売上に
 韓国では、ビタミン類と並ぶ栄養(機能性)素材として認知されている高麗人参。紅参の市場規模は1,000億円(KantarWorld Panel調査)を超えている。韓国版トクホ「健康機能食品」で、「滋養強壮」「免疫力増進」「元気回復」などの表示が認められていることもアドバンテージになっているようだ。
 世界的な紅参ブランド「正官庄」を展開する、韓国人参公社では、韓国内のシ・・・
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