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【特集】「カプセル技術」健食素材の機能性を引き出す“差別化の切り札”

サプリメントだけでなく、医薬品でも主要な剤形であるカプセルの市場が拡大している。背景には、世界的に増加傾向にある高齢者に向けた製品開発の活発化、製薬市場におけるジェネリック受託製造の拡大、サプリメント市場における乳酸菌・ビフィズス菌人気を背景とするターゲットリリース訴求での用途拡大などがある。ナノカプセルやマイクロカプセルなど一般食、介護関連での応用にも高いポテンシャルが期待される中、カプセルメーカーによる多彩なアプリケーションの提案が活発化している。

健康産業新聞1641_カプセル技術

HPMC主流のハードカプセル

カプセル市場が好調だ。医薬品の剤形から食品用途へと利用が進んできたカプセルは、賦型剤を入れなくても、素材をカプセルに入れるだけで商品化できるハードカプセルと、内容液の密封で油性物質の充填に優れるソフトカプセルを中心に、シームレスカプセルやナノカプセル、フレーバーカプセルなどさまざまなカプセルが流通。中身となる素材の特性に合わせたさまざまな提案が活発化している。ハードカプセルのメリットは、光沢剤や崩壊剤など、製造工程で賦形剤を入れなくても充填可能な点、、熱や圧力をかけずに製造でき、素材に優しく品質劣化の……

製品設計の自由度が高いソフトカプセル

一方、ソフトカプセルのメリットは、製造工程に過熱・加圧工程がなく、カプセル皮膜の気密性や酸素に対するバリア性が高い点、内容物の味や色、臭いなどのマスキング効果に優れ、カプセル被膜の……

ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1641号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら

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