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トレンドは「腸内環境」「スポーツ」「機能性表示」 食品開発展

機能性素材や各種分析機器、美味しさを実現する素材などが展示された「食品開発展2017」が4~6日に東京ビッグサイトで開催され、約600社が出展、今後の食品開発に向けた素材・情報・サービスなどが一斉に披露された。約30社が展示した乳酸菌関連をはじめ、東京五輪に向けて市場が盛り上がるアミノ酸などのスポーツニュートリション、超高齢社会に対応するアクティブシニアサポート素材、話題のプラズマローゲンやHMBなど新規性の高い素材、そして機能性表示食品対応素材など、注目素材が一堂に集結。出展者からは「初日に契約が成立した」「海外との取引が決まった」と新たなビジネスチャンスをつかんだとする声が多数聞かれた。

記念セミナーに2,664人

28回目となる今回は、3 日間で前回を上回る4.1万人が来場。約600社が出展した。31講座実施した記念セミナーの延べ参加人数は2,664人、380講座のプレゼンは1 万687人が聴講した。

初日に行われた「腸内環境研究による次世代型機能性食品開発」には定員を上回る延べ500人の聴講者が参加し、腸内環境に対する関心の高さを裏付けた。

京都府立医科大学准教授の内藤裕二氏は、“脳腸相関”を踏まえた新しい機能性食品開発の形に言及。男女で異なる腸内細菌叢を踏まえた食品開発の必要性などに触れた。

医薬基盤・健康・栄養研究所の國澤純氏は、同研究所が約1,000人の健常者を対象とした腸内細菌叢に関する研究を推進していることを紹介。腸内環境を軸とした健康科学の発展や新産業創出のビジョンを示した。「社会実装にはいろんな連携が必要」と……

ウェブでは一部を公開しています。全文は「健康産業新聞」1638号で(2017年10月18日発行)

約30社が乳酸菌関連を展示

サプリから一般食品、菓子、外食などすそ野が広がり続けている乳酸菌関連は、約30社が展示。森永乳業やデュポンニュートリション&ヘルスなど大手プロバイオティクスメーカーをはじめ、コンビや亀田製菓、スノーデンなどの殺菌体原料メーカー、さらには三菱ケミカルフーズやサビンサジャパンコーポレーションが扱う有胞子乳酸菌にも大きな注目が集まった。

新規乳酸菌原料を披露した企業からは、「訪問客は例年以上。反響は大きく、説明を求める人が多かった」と手ごたえを感じていた。大手でも、来場者から「乳酸菌を扱っているんですか」と聞かれる場面もあったといい、まだサプライヤーの顔ぶれが浸透していない一面もみられた。受託培養企業によると、自社乳酸菌を手がけたいという問い合わせも複数あり、……

ウェブでは一部を公開しています。全文は「健康産業新聞」紙面(1630号)で

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