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ポータブル水素ガス吸引具で、健康家電に参入 -マスプロ電工-

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テレビ受信機器の開発等で知られるマスプロ電工(株)(愛知県日進市)は先月16日、都内で新製品発表会を開催し、ポータブル水素ガス吸引具『KENCOS®3-m』の発売および健康家電分野への新規参入を発表した。

冒頭の挨拶で、同社の端山佳誠社長は、「今夏創業64年を迎える中で、テレビ放送の完全デジタル化や少子高齢社社会におけるテレビ需要の減少を受け、これまでセキュリティカメラの市場開拓、IOTソリューション機器など第2 、第3 の柱を作ってきたが、今回は第4の柱として『KENCOS®3-m』の発売を皮切りに健康家電分野への参入を果たす決断をした」と語った。

続いて同社取締役営業本部長の藤ヶ谷明夫氏は『KENCOS®3-m』の販売戦略について報告。25日の発売開始当初は、ビッグカメラ、ヨドバシカメラ2法人の全55店舗にてスタートすること、発売記念セールを始め定期的なセールを実施すること、体験を重視して店頭での実演販売を実施すること――などの方針を紹介。また販売計画については「2018年の初年度は5,000台を目標とし、来年以降は積極的な販売展開により、5年後の2022年には5万台を販売目標に、堅実かつ積極果敢に取り組んでいく」と述べた。

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マスプロ電工端山社長(左)、アクアバンク竹原社長(右)

今回、同社が発売する健康家電の第1弾となる『KENCOS®3-m』は、(株)アクアバンク(大阪市中央区)が開発したポータブルタイプの水素ガス吸入具。従来モデル『KENCOS®2-s』と同等の約5分間で水素水(1.0ppm)5 L分の水素ガスの摂取できる点は踏襲しつつ、(1)従来品の30%の小型軽量化を実現、(2)フレーバーをカートリッジ式に変更し利便性を向上、(3)「水素吸引」「水素+フレーバー吸引」「フレーバー吸引」の3つのモードを搭載、(4)開閉蓋により、吸引口が本体内に隠れる仕様で衛生面を向上、(5)求めやすい3万9,880円(税別)の低価格――などを実現した。フレーバーはキシリトール2%配合の「キシリトールメンソール」、ビタミン類とCoQ10を配合した「ビタミンレモン」、カテキンとクロロフィルを配合した「カテキングリーン」の3種類。カラーはレッドとブラックを揃える。

発表会では、(株)アクアバンクの竹原タカシ社長も登壇、体内に栄養・機能性成分を摂り入れる方法として、「食・飲・吸」がある中、『KENCOS®』シリーズは「吸」に注目して開発した製品であり、同品を通じて「健康を吸うライフスタイル」を提案していくと述べた。また5月31日から種子島の西之表市、筑波大学、同社の産学官連携により、住民100人規模の実証実験を開始すること、7月には鎌倉市と同様の実験を行うことも発表した。

本記事は「健康産業新聞 1645号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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