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米IFT2010開催 ―減塩ニーズ高まる―

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 米国最大規模の食品素材・技術展「IFT2010」がシカゴで開催された。来場者予想数は約2万5,000人で、出展企業数は前回を上回る約1,000社。現地法人を含む日本企業の出展は計34社だった。

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 今回の展示会で一番目立った訴求が、「Reduce Sodium(減塩)」だ。減塩による苦味・エグ味のマスキング等に関する展示が目を引いた。日本企業では、味の素、キッコーマン、興人、ミツカンなどが減塩コンセプトの商品を紹介した。

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 スーパーフルーツは抗酸化の定番素材として安定市場に成長。今年も例年通り、ブルーベリー、ラズベリー、クランベリー、ブラックベリー、カシス、ザクロ、タルトチェリー、ゴジベリーなど多様な種類が提案されていた。濃縮果汁、パウダー、FD、ドライフルーツなど供給形態も多様。

 オメガ3系素材も引き続き好調で、Ocean Nutrition Canadaなど18社が展示。魚由来は魚臭の低さをアピールしている企業が多かった。また、ダイエットの新訴求として、「満腹感を与え食欲を抑える」という新たなカテゴリーの人気が高まっている。

 このほか、プロバイオティクス、大豆、カロテノイド、グルコサミン・コンドロイチン・SAMeなどの関節素材、植物ステロールなどが注目を集めた。

【7月号】廃液・廃棄物の回収・処理技術と蒸発濃縮装置

【連載】産学官連携による地域農・畜・水産物活用のための機能性食品開発研究を追う

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