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総務省「家計調査」サプリ支出、4月大幅増 5月に急落

サプリメントの支出状況が不安定になっている。総務省統計局の「家計調査」では、サプリメント剤型の健康食品支出は4月に前年同月比34%増と伸びて記録的な水準となったものの、5月に急落。要因は明確になっていないが、統計上は、高齢者を中心とした世帯の支出変動が激しくなっている。支出全体では、増加するレジャー関連費用もあり、明るい兆しも見える。

旅行費、飲酒代など増加

 7月4日に発表された直近5月分の家計調査では、2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり31万6,085円で、前年同月比は、物価変動の影響を除いた実質で4.7%増、実数と比較した名目で8.9%増。2ヵ月ぶりの実質増となった。
 実質増が4%以上となったのは、22年8月の5.1%増以来。大型連休で11連休を取得する動きもみられる中、自動車購入費、外国・国内パック旅行費、飲酒代、洋食(外食)などの支出が増え、実質増に寄与した。統計局によると、夏を前にエアコンの支出も伸びたという。10大費目で最も支出額が大きい「食料」は9万4,204円で前年同月比は実質1.0%増、名目7.6%増。外食のほか、油脂・調味料が伸びた。一方、米は3,508円で実質8.2%減となった。なおエンゲル係数は28.3(前年同月は28.7)。

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