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【雑穀】雑穀が“日常食”へ進化 

 雑穀は利用シーンの拡大に伴い、日常的な食材としての位置づけが強まっている。パン・麺・加工品での採用の広がりのほか、米価高騰を契機とする大麦・雑穀の継続利用が進み、食物繊維ニーズの高まりも追い風となっている。欧米で広がる「ファイバーマキシング」に象徴される世界的な食物繊維重視の潮流も追い風に、雑穀は日常食素材として新たな価値を獲得しつつある。

 用途拡大で雑穀が生活シーンに浸透

 2026年の雑穀市場は、用途の広がりとともに、日常的な食品への定着が進んでいる。パン、パスタ、冷凍麺など主食系カテゴリーの需要増を背景に、白パンへの雑穀混ぜ込みやパスタ、冷凍うどん、グラノーラ、ホットケーキミックスなど加工品領域での採用が広がり、雑穀は従来の「炊飯素材」という枠を越えて消費者の多様な食シーンへ浸透している。家庭内調理だけでなく、外食・中食の領域でも接点が増え、スーパーやコンビニ惣菜ではもち麦系メニューが定番化しつつある。こうした三領域での接点拡大が、雑穀をより身近な食品として定着させる一因となっている。

 この潮流は、日本雑穀協会が主催する日本雑穀アワードの応募傾向にも表れている。かつて応募の中心はミックス雑穀であったが、近年は、さまざまな加工食品の応募が目立つようになっている。ホットケーキミックス、雑穀味噌、パン、カップ商品など、消費者の利用シーンに直結する商品が増加した。同協会では、「最近はホットケーキミックスや味噌など多様化している」と指摘し、3年連続受賞で認定される“殿堂入り”制度により、継続的に高く評価される商品の価値を伝えている。

続きは、本紙9月2日発行号(1843号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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