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【アクティブシニアサポート 】シニアのヘルスリテラシー向上、市場成長続く

総人口における65歳以上の人口割合が3割に迫る中、医療費や介護費用の高騰が深刻化している。一方で、昨今のシニア層は、健康維持のために積極的に運動を実践しており、体力テストの結果は20年前と比較して向上傾向にあるなど、ヘルスリテラシーが高い人が多い。健康食品業界にとってもシニア層の健康維持に役立つ製品は、大きなビジネスチャンスになることから、骨や筋肉をサポートする健食・サプリメント開発は活発化している。機能性表示食品の受理品数は、骨・筋肉分野を合わせると500品を超え、機能性表示食品の受理総数の1割弱を占めるまでに。既存原料でシニア層の骨・筋肉に対する新たなエビデンス取得に動くサプライヤーも見られるなど、今後も市場成長が見込まれる。

総人口の約3割が高齢者に

総務省が昨年 9 月15日、敬老の日に合わせて発表した我が国の高齢者人口は、総人口における65歳以上人口が前年比 2万人増の3,625万人、総人口に占める割合が同0.2ポイント上昇の29.3%と過去最高を記録した。年齢階級別にみると、団塊世代が後期高齢者を迎える「2025年問題」を受け、75歳以上人口は前年比71万人増の2,076万人、80歳以上人口は同31万人増の1,290万人となった。70歳以上人口も同 9万人増の2,898万人となっており、超高齢社会を背景に、患者数の増大が懸念されるフレイルや認知症に対する医療費や介護費および、その体制の逼迫が懸念されている。

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