我が国の製造品出荷額46年連続日本一を誇る愛知県は、基幹産業である自動車に代表される輸送機械産業が有名で、航空宇宙、ロボット関連などの分野で全国屈指の工業県として知られているが、商品販売額全国3位の小売・卸売をはじめ、農業産出額全国8位など農・水産業も盛んだ。国内トップの”ものづくり”を自負する県内事業者の取り組みは、健康産業においても、原料や最終製品の提案に反映されており、さまざまな企業が活躍している。県では、世界に誇る”オンリーワン”“シェアトップ”の製品・技術を持つ企業を『愛知ブランド』として認定し、国内外へのアピールに力を入れるほか、次世代を担う研究開発支援や産業創出支援等にも力を入れている。
次世代の経済・産業基盤構築に向け各種施策を推進
愛知県は、製造業の中でも、世界的な自動車工業都市として認知される。工業立地件数、輸出額はともに全国1位であるほか、少子高齢の国内において15歳未満の人口が全国4位と若い世代が多い県であることや、県民所得が全国2位であるなど、強い経済基盤、経済的豊かさを誇る点も特徴だ。 自動車産業を中心に、海外展開の下地も整っている。県では、1980年5月にオーストラリア・ビクトリア州、同年7月に中国・江蘇省、2019年5月に中国・広東省と友好提携を締結。県内事業者も多く進出している。なお、友好交流や相互協力に関する覚書(MOU)では、タイ・バンコク都、韓国・京畿道、ベトナム・ホーチミン市などアジア圏をはじめ、米国のテキサス州・ワシントン州・インディアナ州・ケンタッキー州、ベルギーのブリュッセル首都圏・フランダース地域、ワロン地域、フランスのオクシタニー地域圏、ブラジルのサンパウロ州などと締結している。
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