総務省統計局が8日に発表した6月の家計調査で、2025年上半期の健康食品支出は前年同期比1.6%増となった。4月の急伸が寄与しプラスとなったが、上半期は1000円割れの月が3回あり、不安定な支出状況が続いている。
「2人以上世帯」を対象とした6月の消費支出が、1世帯当たり29万5419円で、前年同月比は、物価変動の影響を除いた実質で1.3%増、実数と比較した名目で5.2%増。大型連休もあり旅行費や外食費などの支出が増えた5月の実質4.7%増より伸び率は縮小したものの、2ヶ月連続の実質増となった。
住居費、電気代、水道料金、自動車購入費などの支出が増加。一方、「食料」は8万9951円で、実質2.1%減だった。統計局によると、米やパンなど「穀類」のほか、「菓子類」などの支出が減った。価格が高騰している米の支出額は3396円で同12.1%減と、2ケタのマイナス。米の購入世帯割合は増加したが、購入数量が減ったという。
続きは8月15日発行の健康産業速報第2953号に掲載
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