未分類

【9月号】食品機械用潤滑剤の最新動向

 食品工場の機械・設備向けに特化した潤滑剤は、「食の安心・安全」の確保の観点から食品・飲料メーカーはもとより、食品機械や包装機械などのメーカー関係者にも浸透し、着実に需要を拡大している。特に近年は、同潤滑剤に対する認識が急速に深まったことを背景に、正しい理解に基づいた使用が拡がり、その使用領域も食品に直接触れる可能性のあるエリアに止まらず周辺にまで及ぶようになってきている。

 現在国内で販売されている食品機械用潤滑剤の規格は様々だが、認められているのは事実上NSF H1のみだ。H1はFDA認可リストにあるベースオイルと添加剤で設計され、PAO(ポリ-α-オレフィン)やホワイトオイル(流動パラフィン)などをベースオイルに酸化防止剤や極圧剤として機能する添加剤を加えて作られたものを指す。H1登録製品は一般に従来の潤滑剤の機能と安全性を併せ持つものと認識されている。一方、H1登録に止まらず、2006年に規格化されたISO21469の認証取得も注目されている。同規格は、食品機械用潤滑剤の製造において、原材料の調整、製品の製造工程・運搬等の細部にわたり高度の品質管理要求事項を規格・文書化したもので、その製造企業の品質管理において一歩踏み込んだものといえる。

 

<H1登録潤滑剤の主な取扱企業>

サン・マリンディーゼル
住鉱潤滑剤
日清オイリオグループ

【9月号】食品工場の洗浄・除菌剤と洗浄確認

【9月号】冷え症・血流改善素材の最新動向

関連記事

  1. 【7月号】電子天びんの最新動向
  2. ビタミンの最新市場動向
  3. 日持向上剤・保存料製剤の市場動向
  4. 特定健診制度とトクホ、健康食品
  5. 2006 国際食品工業展
  6. 【市場動向】ポリフェノール食品・素材の市場動向
  7. ミネラル市場の最新動向
  8. 【市場動向】シュガーレス・低カロリー食品と素材の最新動向

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

海外ツアー情報

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、セミナーなどツアーならではの企画もございます。

ナチュラルプロダクトエキスポ2025

2026年3月1日(日)~7日(土)

ナチュラルプロダクトエキスポ

アメリカ市場視察 ツアー

PAGE TOP