未分類

【3月号】受託製造企業の動向

受託製造企業動向イメージ.jpg

 健康食品受託製造市場は、東日本大震災の影響は免れなかったものの、おおむね堅調に推移しているようだ。姉妹紙の健康産業新聞の調査(2011年11月実施。有効回答64社)によると、2011年(暦年)の健康食品市場それ自体のボリュームは、前年の回復基調から一転微減を余儀なくされたものの、受託製造市場は横ばいをキープ。全体的には善戦したとの見方が大勢を占める。

 「2011年も市場を牽引するメガヒット商品は登場しなかった」(関係者)ことに加え、震災による資材調達不安、原材料の放射能汚染問題、電力不足に伴う生産調整等の難題が重なり、春先は模様眺めに徹したブランドオーナーの発注量が減少したものの、市場が落ち着きを取り戻した初夏以降、発注量が急増し、春先の陥没分をカバー。結果、前年並みのボリューム維持につながった。もっとも、個別企業の景況感は大きく異なる。好業績を背景に設備投資にも積極的な姿勢を見せる企業がある一方、時代の通例とはいえ撤退・廃業に追い込まれた企業も少なからず存在する。健康食品受託製造業においても企業間格差拡大が懸念される状況になり始めた。


<主な受託製造企業>

アピ

イーデーエム

イノアコーポレーション

角光化成

三生医薬

G-Labo

シェフコ

超臨界技術研究所

東洋サプリ

トンボ飲料

日油

日本タブレット

日本粉末薬品

ビーエイチエヌ

備前化成

ファイナール

横浜油脂工業

米田兄弟社


関連記事

  1. 高度化する食品産業の粉粒体技術
  2. 海外開発トピックス
  3. 天然調味料の市場動向(畜肉・水産・野菜エキス)
  4. 機能性甘味料の最新利用動向
  5. 【健康素材シリーズ】抗ストレス食品・素材の市場動向
  6. ●日中友好30周年にビジネスチャンスの拡大を
  7. 【6月号】ゲル化・増粘安定剤の市場動向
  8. 【市場動向】たん白・ペプチド素材の市場動向

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2024 出展者募集中

PAGE TOP