㈱ホクガン(沖縄県糸満市/東京営業所、03-6435-9086)は、自社原料『沖縄モズク由来フコイダン』の安定供給体制を図るべく、生産設備の拡充に着手する。今夏をメドに「生産量は現在の2 倍近くになる見込み」だ。
同社は、水産加工や冷凍食品などを取り扱う食品加工・卸メーカー。糸満工場、石垣工場のほか、栃木県・日光工場の3 工場を所有し、糸満・石垣工場で県産100%モズクを利用したフコイダン原料の製造・供給を行う。HACCP手法の製造管理を取り入れたラインで、抽出・精製・粉末化まで自社完結の一貫生産体制を敷く。
原料は、「粉末」(フコイダン含有量85%)と「エキス」(フコイダン含有量3 %)のほか、化粧品原料もラインアップする。今年の「健康博覧会2015」では自社原料を出品。「タイ、ベトナム、インドネシアなど東南アジアのバイヤーに“国産”“一貫体制”が評価され反応は良かった」という。同社では生産設備の拡充を図り、海外供給の拡大も視野に入れる。また、国内市場では機能性表示食品制度に合わせ、「免役サポート」を中心に機能性データの研究を進めており、「新制度の状況をみながら柔軟に対応していきたい」としている。
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ホクガン、フコイダン生産拡大に着手
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