成長分野の「フェムケア・フェムテック」市場。製品増加に伴い、インナーケアとしてサプリメント、健康食品の利用が広がっている。女性特有の健康課題による労働損失等の経済損失が3兆円超に上る中、国も対策に本腰を入れて取り組んでいる。今年5月には、企業や自治体がフェムテックを利活用して対策する運用指針を公表。新たな市場創出が期待される。こうした中、健康食品業界では、デリケートゾーンケア、PMS(月経前症候群)ケア、妊娠・産後ケア、更年期ケアなどの原料開発が活発に。原料サプライヤー各社では、フェムケア領域に加え、プラスαの健康機能におけるエビデンスデータなどを差別化に、用途提案を進めている。
国も女性の健康課題解決に本腰 ヘルスケア産業にビジネスチャンス
女性特有の健康課題を解決する製品・サービスの「フェムケア・フェムテック」。市場は、吸水ショーツなどが火付け役となり、2020年頃あたりから注目度が増した。また、女性の社会進出に加え、ジェ
ンダー平等意識の高まりなども背景に、市場形成が加速した。
さらに、国もフェムケア・フェムテックの利活用を推進。経済産業省によると、女性特有の健康課題による社会全体の経済損失は、月経随伴症が年間約6,000億円、更年期症状が約1.9兆円、不妊治療が約
3,000億円などと試算している。今年5月には、「企業・自治体等向け女性の健康課題の解決に向けたフェムテック導入ガイダンス」を公表。働き方改革や健康経営を推進する企業が増える中、市場参入の後押しに繋がると共に、ヘルスケア産業にとって大きなビジネスチャンスとなっている。
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