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特集【夏の冷え対策】“夏でも”売れる、温活サポート商材、2,000億円超の一大市場に成長

体を温めることの健康・美容上のメリットが浸透し、日常生活で積極的に体を温める“温活”が健康的なライフスタイルの1つとして定着しつつある。なかでも、「本当に怖いのは、夏場の冷え」と、専門家が長年重要性を唱えてきた、夏の冷え対策を実践する人々も増えている。夏場の温活の定着に伴い、温活サポート商材も従来の秋・冬限定から夏場も売れる年中商材に。家庭用医療機器や浴用剤などのノンフーズ商材と、ショウガや高麗人参などのサプリメント・加工食品を含む関連商材の市場規模は2,000億円を超える一大市場に成長している。

■夏場の温活実践者、女性中心に増加
体を温めることは、血行促進に伴う冷え症状の改善はもちろん、深部体温上昇に伴う免疫力や自然治癒力、基礎代謝の向上、ストレスで乱れた自律神経バランスの調整および快眠、発汗による体内の老廃物のデトックス作用、さらに肥満やセルライト、むくみ、シミ・シワ、髪のパサツキの改善―― など、健康・美容における数多くの有効性が報告されている。近年、健康・美容意識の高い女性層を中心に、日常生活で積極的に体を温めることを推奨する“温活”が、健康的なライフスタイルの1 つとして定着。さらには、夏場の温活にも注目が集まっている。冷え研究の専門家は、以前から「本当に怖いのは“夏の冷え”」と警鐘を鳴らしてきた。その理由は、夏場は気温が高いことから、クーラーの過剰利用、肌の露出が多い服装、冷たい食品・飲料の過剰摂取―― など、多くの人が冷えに対して無防備になるからだ。夏場に体を冷やす行為を繰り返すことで、秋口から風邪を引きやすい、痩せにくいなど、様々な体調不良を引き起こす原因になるという。実際、夏場でも冷えを感じている人は少なくなく、民間企業の実施した調査では、特に女性の約8割が夏場でも冷えを感じているとの結果も見られる。こうした中、ここ数年で夏場にも温活を実践する人々が増加傾向にある。
■温活サポート商材市場が拡大
現在市場に流通する温活サポート商材には、マッサージ器や電位治療器、温熱治療器、磁気治療器などの「家庭用医療機器類」をはじめ、温熱ドームや温熱マット、足温器などの「家庭用健康機器類」、ユニクロの『ヒートテック』に代表される温感肌着、重ね履き靴下や腹巻き、サポーターなどの「温感衣料品類」、入浴剤・浴用化粧品類、水素浴装置や人工炭酸泉製造装置などの「家庭用浴用商材」といったノンフーズ商材に加え、ショウガや高麗人参、ビタミンE、ヒハツ、ヘスペリジンなどの温感素材や血流促進に有効な素材を配合したサプリメントや加工食品まで幅広い。厚生労働省の薬事工業生産動態統計によると、家庭用医療機器の中で温活に関連する機器類は、2017年の生産金額ベースで約792億円、浴用剤は約524億円と、ともに前年比2 ケタ増を達成。ここに「家庭用健康機器類」や「温感衣料品類」「家庭用浴用商材」などを加えると、ノンフーズ商材だけも市場規模は1,500億円を超えると推計される。一方、高麗人参は本紙推計で約250億円、ビタミンE、ショウガなど血流改善素材は民間調査会社の発表で約300億円とされ、温活サポート商材全体の市場規模は2,000億円を超える一大市場を形成していることがうかがえる。

本記事は「健康産業新聞 1667号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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