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【特集】プラセンタ、美容素材の代表格に成長 -インバウンド需要が市場拡大に貢献-

健康産業新聞1642_プラセンタ

美容素材の代表格として不動の地位を確立したプラセンタ。健康・美容食品としての市場規模は250億円を超えており、ここ最近も日焼け対策をはじめ新ジャンルを開拓するなど勢いは衰えていない。一方、化粧品分野では原液からヘアケア製品まで幅広く利用が進み、メーカーによっては原料ベースでも2~3割は出荷量が増加している。特に化粧品では外国人観光客のインバウンド需要が貢献。機能性研究についても一部の専業メーカーではここにきて作用機序解明の糸口となるような知見を発表している。

成長率は横ばいも大手参入続くプラセンタサプリ

プラセンタサプリメントの国内市場はここ数年ほぼ横ばいで推移も、新ジャンルの開拓や大手メーカーの市場参入などトピックスは少なくない。昨年はクラシエ薬品が“和漢プラセンタ”というコンセプトで国産ブタプラセンタエキス純末を使用した10mLボトル飲料『プラセンダイヤ』を投入。また医療機関向けで製品リニューアルを行い『プラセンタボンリッチ』を発売した。ディーエイチシーは『純粋生プラセンタ』を強化。『生プラセンタハードカプセル』とともにテレビCMなどによる販売促進を展開している。2月には大手通販のディノスセシールがオリジナルサプリメントシリーズの“リアルエクセレント”から『純プラセンタα』を発売。生プラセンタを配合したプラセンタエキス150mgのほかアナツバメの巣末5mg、ヒアルロン酸5mg、エラスチン10mgなどを配合。こだわりの美容成分を使用しているのが購入者から受けている。

また昨年からは、プラセンタを主材とした日焼け防止サプリメントも登場。メタボリックでは美肌に有用とされるプラセンタをメインにセラミド含有のパイナップル抽出物、ビタミンC、5種類の植物色素を配合した『ザ・プラセンタウルトラヴェール』を……

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美肌からロコモまで 解明進むメカニズム

これまで未解明な点が多かった作用メカニズムや機能性研究について参入メーカーでは検証に注力。美肌から女性系疾患、ロコモ・サルコペニアまで幅広い知見が報告されている。

スノーデンでは軽微な更年期障害に対する研究成果を発表。日本胎盤臨床医学会に所属する医師らが主導で行われた。試験によると12週の時点でブタプラセンタエキス群の方がプラセボ群よりも変化
量(減少)が有意に大きかったことがわかった。研究成果は……

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