厚労省・北島氏らがアガリクス問題で講演
厚生労働省新開発食品保健対策室長の北島智子氏は先月22日、東京ビッグサイトで開かれた健康博覧会2006の「アガリクス問題緊急セミナー」で講演し、一連のアガリクス問題について、発がん促進因子として疑われているアガリチンにターゲットを絞った調査研究を進め、今月中に今後の見通しを示したいとした。また同セミナーでは、昭和薬科大学病態科学教室教授の田代眞一氏が、生薬研究の視点からアガリクスの毒性問題について解説。「健康食品や漢方薬などの使用中断は、リスクとベネフィットを勘案し、適正に判断されなければならない」とした。厚労省は先月20日、食品安全委員会に食品健康影響評価を依頼した3製品のうち、2製品について、事実上の安全宣言を出したが、売上減や商談中止などの被害はアガリクス市場全体に及んでおり、早急の原因究明とともに、風評被害を防ぐ対策も急務となっている。
行政・業界ニュース
アガリクス2製品に事実上の安全宣言
行政・業界ニュース
- 小林製薬の紅麹問題、影響拡大 機能性表示食品、健康被害情報の収集体制など全点検
- 米国ナチュラルプロダクツエキスポ 2,800社超出展、8万人が来場
- 厚労省「食事摂取基準」25年版で報告書案成人のビタミンC推奨量50mgに
- 農芸化学会、創立100周年記念大会 24日から都内で 一般講演1,493題、機能性素材の研究発表相次ぐ
- 活動開始25周年記念セレモニーに500人 JACDS
- 小林製薬 消費者庁、安全性検証の報告求める 紅麹関連製品を自主回収
- 小林製薬、紅麹関連製品で自主回収
- 健康博覧会、4割増3万人が来場 トレンド勢ぞろい 「腸活」「フェムケア」「NMN」「水素」等
- 社福協、健康食品フォーラムを開催 機能性食品の今後など
- 機能性表示食品、23年市場19%増6,865億円 (億円) 特保は4%減の2,690億円に 富士経済