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『日本調剤の赤汁』ユーザー目線の製品開発でヒット商材に

日本調剤㈱(東京都千代田区)では、『日本調剤の赤汁』(3g×30包:税込3,240円)が6月1日の発売以降、好調に推移している。開発背景や好調の要因について、同社商品開発部署の佐々木康秀氏に話を聞いた。

── 開発背景について
健康食品は、店頭はもとより、昨年開設した通販サイト「日本調剤オンラインストア」にて、青汁、健康茶、ナチュラルフードなどの商品カテゴリーを展開している。

4年程前に調剤薬局のメインユーザーである60歳以上を対象としたアンケート調査を実施した際、“全身の疲れ”“ストレス”に関する回答が多く寄せられ、通販のメインである30~40代も十分ターゲットになると判断し、当社の薬剤師および管理栄養士が監修して開発した。

── “赤汁”の特徴について
6 種類の栄養機能成分(ビタミンB1、C、E、葉酸、亜鉛、鉄)、5 種類の国産素材(ショウガ、ビーツ、赤キャベツ、小豆、赤タマネギ)、17種類の健康素材(ザクロ、アセロラ、カシス、マキベリー、エルダーベリー、GABA、ローヤルゼリー、イミダゾールジペプチド、亜麻仁油、CoQ10、Lカルニチン、BCAA、クエン酸、アルギニン、乳酸菌)を配合したヘルシードリンク。

ショウガパウダーの利いたベリージンジャー風味のフルーティーな味わいが好評で、発売3ヵ月目も計画を上回る売れ行きで推移している。

── Webムービー公開について
在宅勤務中の新たな日常のリフレッシュに飲用するシーンを盛り込んだ45秒の動画。子育てなど飾らないライフスタイル情報をインスタグラムで発信し、食からの健康を考えている石岡真実さんを起用し、公開後の再生回数は26万回を超えた。

シニア層をメインとする店頭では、口頭やチラシなどで説明できるが、オンラインのユーザーは、店頭よりも年齢層が若く、コロナ禍の影響もあり、在宅ワーカーなどの閲覧を考慮した。

── 健康食品の今後の展開について

今後は、アクティブシニア向けに、低栄養や生活習慣病、ほか中年層の糖尿病といった問題に着目した健康食品の開発を視野に入れている。“赤汁”の発売以降、受託メーカーなどから、さまざまな健康食品の原料提案が寄せられている。

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