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ユニテックフーズ、ペクチン販売50周年機にカーギルと業務提携

ユニテックフーズ㈱(東京都中央区)は10月11日、ペクチン販売50周年を機に、親会社のフジ日本精糖とともに、カーギル社との業務提携を締結した。

同社はカーギル社のペクチン日本総販売元として『UNIPECTINE™( ユニペクチン)』シリーズを展開。ペクチンは、リンゴをはじめ、レモンやライムなどの乾燥果皮由来のゲル化剤・増粘安定剤。同社では、シトラス由来、リンゴ由来の各種グレードを揃え、酸性乳飲料、ジャム、グミ、キャンディなどに提案している。

今回の業務提携により、今後のペクチンの安定供給はもとより、提携パートナーとしてさらなる技術交流・協業体制を図っていく。具体的には、同社のブレンド技術、開発ノウハウ、知見などアプリケーション全体を活用し、カーギル社シンガポールイノベーションセンターにおけるペクチンを含むカーギル社原料との新たな用途開発およびブレンド製品の開発推進、および東南アジアなど海外の販売チャネルを活用した海外展開などを進めていく。

国内においては、最終製品『ペクチンケアー』を上市。食品添加物・ゲル化剤としての活用から、腸内環境改善を訴求する食物繊維として展開することで、既存のペクチン市場以外での用途を拡大させていく。

ユニテックフーズ・代表取締役社長の関田眞一氏は、「素材としてのペクチンの可能性を追求し、国内での強みをアジア全体に広げていきたい」と話す。また、カーギルアジアパシフィックホールディングスのコマーシャルディレクターであるTsiang Yim Kok氏は、「今回の提携により、両社の専門知識と生産力、販売力を活用して共に成長を目指したい」としている。

フジ日本精糖㈱・代表取締役社長の櫻田誠司氏は、「これまでの品質分析、商品化、ユーザー開発を共に取り組んできた努力の積み重ねが、今日の技術・知見・ノウハウにつながっている」と語り、「これからも用途開発に積極的に取り組んでいく」としている。

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