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【北海道】道産ブランド+健康素材、チャンス到来

産学官がスクラムを組み、食の高付加価値を推進する北海道。全国に先駆けてスタートした独自の食品機能性表示制度「ヘルシーDo」は11年目を迎え、商品形態が広がり、累計認定商品は150品超に。利用されている道産機能性素材は30成分まで広がり、新たに生鮮食品も登場。累計売上金額は350億円に迫る。乳酸菌、タモギタケ、米糠、タマネギ、パプリカなど、道産素材を活用した機能性表示食品も増えている。「安全・安心・おいしい」に「健康機能」が加わったこれら素材・商材は、強固なブランドになり、国産回帰の流れがある中、国内外から脚光を浴びている。

北の大地、天然素材の宝庫 産学官一体、豊富な食資源にエビデンス

食の宝庫と言われる北海道。特徴的な気候・風土から多彩な農産物、海産物が流通する。ヘルスケア分野では、タマネギ、ジャガイモ、アスパラガス、大麦若葉、クマ笹、シソ、ワサビ、タモギタケ、甜菜、カボチャ、ライラック由来有胞子性乳酸菌、行者ニンニク、ビーツ、霊芝、アガリクス、核酸、プロテオグリカン、エイ由来コンドロイチン、サケ腸管由来乳酸菌、ガゴメコンブ―― など、農産物、水産物、畜産物由来の特色ある機能性素材が食品、健康食品、化粧品に利用されている。他府県に比べ、供給量の心配が少なく、安定供給できる点も大きな強み。
また、産学官が連携し、食の付加価値化を推進。食品や医薬品関連の研究施設が多く、中小企業にとって機能性素材・商材を生み出すサポート体制が充実している。北海道情報大学では、食の臨床試験システム「江別モデル」プロジェクトを推進。同モデルは、地域住民ボランティアが被験者となり臨床試験を実施するというもの。。。

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