スーパーフードは1980年代、北米の医師や専門家らが食事療法として取り上げたことが起源。海外の人気モデルや女優がSNS等で発信したことで世界的に広がった。日本市場では、スピルリナやキヌア、チアシード、モリンガ、アムラ、カラハリスイカ、マキベリー、ザクロ、バタフライピー、アムラ、マキベリー、黒米、アサイーなどの素材が流通。健康食品はもとより、一般加工食品やプロテイン、着色用途まで、幅広いジャンルで採用されている。「栄養価が高く、健康に有効な食品」「特定の栄養・有効成分を突出して多く含む食品」として定義されるスーパーフードは、抗酸化、疲労感軽減、アイケア、抗アレルギー、血流改善、美肌、血中中性脂肪値上昇抑制などの知見も蓄積されつつあり、原料サプライヤーは科学的根拠をプラスした付加価値提案を強化している。
台頭するアジア太平洋地域
美容や健康目的に海外セレブや有名モデルが食事に取り入れたことで世界的に浸透した“スーパーフード”。調査会社Mordor Intelligenceによると2024年の世界市場は1,829億米ドルに到達したと試算した。年平均成長率は10.24%で、特にアジア太平洋地域が台頭していると指摘。「急速な都市化や欧米の食習慣の浸透を受けキヌア、ブルーベリー、アボカドなどのスーパーフード食材が、より健康的で多様な食生活を求める都市部の消費者に受け入れられている」としている。
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