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【特集】塩 こだわり塩、プレミアム塩で差別化へ


ハーブソルト、藻塩、岩塩など

 少子高齢化や健康志向による減塩など、家庭における塩の摂取量は年々減少。ただ、そうした中でも塩メーカー各社は、塩本来の重要性を訴求ポイントに、“減塩”から“適塩”の浸透に努め、こだわり塩やプレミアム塩などの商品開発に取り組む。また、業務用での売上が増加している企業は多く、加工食品や、外食・中食産業に向けた提案を強化。大手飲料メーカーや菓子メーカーも、産地やこだわり塩を使用した商品開発が増えている。



家庭用減少も、業務用に活路

 家庭における塩の消費量減少の要因は、少子高齢化や健康志向からくる減塩、またライフスタイルの変化で、家庭で調理をしない世帯が増えるなど様々ある。
 財務省が統計を出している「塩需給実績」によれば、平成27年度の塩需給量は、主に小売店を通じて販売され、家庭用及び飲食店等において使用される「生活用」で16.6万tとなり、前年比で7.1%減少。また、食料品その他の物資の製造、融氷雪用等に使用される(ソーダ工業用を除く)「業務用」は172.7万t、うち食品工業用は76万tで、内訳は、漬物用 8 万t、みそ用3.7万t、醤油アミノ酸用16万t、水産用15.5万t、調味料用11.2万t、加工食品用13万t、その他8.6万tとなった。
 統計を取り始めた平成 9 年度実績と比較すると、「生活用」はほぼ半減した一方で、「業務用」の需給量は増えている。各塩メーカーへの取材でも業務用の売上が伸びているとの声も多い。一般の業務塩だけでなく、近年は、外食・中食産業でハーブソルトや藻塩、岩塩などこだわり塩を採用するケースが増え、大手菓子メーカーでは、ハーブソルトや藻塩などのこだ・・・
(詳しくは7/6発行・第1599号で)
新製品『されど塩 藻塩』を発売
顧客ニーズへの柔軟な対応で採用進む
伯方塩業
『天塩 まろやか塩パプリカ』新発売
「天塩スタジオ」で和食文化を情報発信
天塩
富山湾の海洋深層水を活用、
塩・熱中症対策製品を提案
五洲薬品




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