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【特集】アクティブシニアサポート 増える後期高齢者 抗ロコモ、サルコペニア予防の商品開発に拍車

 現在、わが国は総人口の4人に1人以上が高齢者という超高齢社会の真っただ中にある。高齢社会の進展の特徴として、75歳以上の後期高齢者の増加が目立っている点があげられる。すでに75歳以上の後期高齢者は総人口の13%に迫っており、前期高齢者とほぼ同程度に達した。こうしたことから「趣味やスポーツを通じ、老後の生活を充実させたい」というように高齢者の意識は変化。栄養と運動を中心とした包括的な取り組みによる健康寿命の延伸が望まれていることから、アクティブシニアサポート市場が拡大している。


 同分野は潜在需要が大きく、健康食品、食品メーカーでは「数少ない成長分野」「新制度との連動などあれば急速に拡大する可能性もある」とみる。ニーズの高さを反映して、抗ロコモ、サルコペニア対策などの商品開発に拍車がかかっている。

元気な前期高齢者、
虚弱目立つ後期高齢者

 アクティブシニアとは、自分なりの価値観をもち、定年退職後も趣味や活動に意欲的な人たちのことを指す。以前の高齢者と比べ、体力は飛躍的に向上。スポーツにいそしむ人が増えたこともあり、17年連続で体力や運動能力は向上している(スポーツ庁調査)。その一方で、健康寿命と平均寿命の差は 現 状 で 9 ~12年ほど。今後も平均寿命は延びる傾向にあるが、ギャップを縮めることが社会保障費の削減や介護負担の低減などにつながる。
 現在は 1 対 1 という前期高齢者と後期高齢者の比率だが、2055年には前期高齢者が1,260万人、後期高齢者が2,390万人と1 対 2 になると見込まれている。わが国の高齢者は体力が著しく向上しているが、その多くは前期高齢者で、75歳以上の後期高齢者について、桜美林大学老年学総合研究所所長の鈴木隆雄氏は「心身の機能の減衰は避けられず、虚弱(フレイル)が顕在化し要介護状態を予防することがもっとも喫緊の課題である」と指摘している。
 後期高齢者における運動や精神面での・・・
(詳しくは10/19発行・第1606号で)



アミノ酸のロコモコンセプト
展開を強化
味の素ヘルシーサプライ
酸化Mgのリーディングメーカー
水酸化Mgの展開も視野に
協和化学工業
海洋深層ミネラル水パウダー
抗ロコモ、乳酸菌培養、マスキングで拡大
明王物産
認知が進む「HMB」
“高品質”“SR実施済み”原料を供給
バイオメディカルウェルネス
L-カルノシンの原料供給・
製品OEMを提案
浜理薬品工業
国産品「サミー酵母」、
原料・OEM展開
ホルス
アミノ酸やグルコサミン、K2など
アクティブシニア対応素材を提案
協和発酵バイオ



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