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【ZOOM UP】大豆 見直される伝統食材、機能性表示も追い風

 古くから日本人の食生活を支えてきた大豆。厚生労働省の国民健康・栄養調査では、年々減少傾向にあった日本人の大豆摂取量は回復基調にあることが報告されている。機能性表示食品でも多くの製品が受理されており、フジッコでは『蒸し大豆』の売り上げが約2倍と絶好調。加えて豆乳市場の伸長など大豆市場は活性化している。食用利用が少ない欧米でも優れたタンパク源であるとともにサスティナブル食材として、その価値が見直されている。



日本人の大豆摂取量回復傾向
豆乳は引き続き伸長中

 栄養価の高い食材として、日本人の食生活を支えてきた大豆。アミノ酸バランスで最高値の1.00と非常に優れたタンパク質に加え、食物繊維を豊富に含んでおり、“畑の肉”とも称される。厚生労働省が実施する国民健康・栄養調査「食品群別摂取量の平均値の年次推移(大豆・加工品)」によると、近年最低値である平成23年版の50.3g/日(豆類として51.7g)から、平成26年度版は58.2g/日(同59.4g)と摂取量が増加。第一次「健康日本21」で設定された大豆・加工品を含む豆類「100g以上/日」にはまだまだ及ばないものの、摂取量に回復傾向がみられる。
 その要因の一つとして、大豆の栄養価や価値を見直す動きが活発化していることが挙げられる。テレビや新聞、雑誌を中心に大豆の栄養価や機能性を紹介する特集が組まれるなど、大豆摂取の重要性が浸透。手軽に食べられる大塚製薬のフルーツ大豆バー『SOYJOY』を筆頭に大豆を使用した菓子やスイーツは、大豆離れしている若年層にも好評だ。さらに最近では低糖質やグルテンフリーなど新たなキーワードに対応する食材としても注目され、大豆粉やおからパウダーなど大豆製品の利用も拡大している。
 大豆関連のなかでも、特に好調に推移しているのが豆乳。日本豆乳協会が発表した2016年 4 ~ 6 月期の豆乳市場動向は、・・・
(詳しくは11/2発行・第1607号で)



大豆を発酵培養『イムバランス』
幹細胞増強効果確認
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