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重度障がい者“在宅雇用”の事業化へ クオールアシスト

 大手調剤薬局クオールの特例子会社クオールアシスト(東京都中央区)は11月22日、重度障がい者の在宅勤務社員の研修会「クオールアシスト社員総会」を開催。同社は2009年の設立以降、障がい者の法定雇用率の達成・維持を目的に、重度障がい者の完全な在宅雇用を進め、社内外問わず、パンフレットやホームページの作成、データ入力などの業務を行ってきた。


 今年、総務省の「テレワーク先駆者百選」にも選出され、同社の取り組みは注目を集めている。同社によると、現在では重度障がい者を中心に、10都道県で計34名が勤務しており、売上規模は拡大しているという。
 地方自治体との包括的な連携、支援体制を構築することで、雇用の管理を行っており、同社グループ会社のみならず、外部の企業への営業も強化していく方針。
 同社取締役在宅事業部部長の青木英氏は、「連絡しやすい環境、自己申告しやすい環境、地域支援などの構築を進め、重度障がい者の”働けない”から”働ける”への転換、支援を進めていきたい。調剤薬局事業を行う企業として、職場での健康づくりに貢献していきたい」とコメントしている。

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