特集

【ZOOM UP】アガリクス/ヒメマツタケ 機能性表示利用に期待 海外からも引き合い

 免疫賦活やQOL改善、抗疲労などをテーマにアガリクスサプリメントの売上が回復基調だ。アガリクスショック以降、信頼回復に努めた各社の地道な努力が奏功し、関連製品の販売が右肩上がりに。なかには過去最高出荷を記録するメーカーも出るなど活気が戻ってきた。また直近では、機能性表示食品制度への届け出を済ませたメーカーも出てきており、受理されればアガリクスへの注目度が一層上がるとみられている。一方、ここ数年中国や東南アジアなど、海外からの引き合いもあり、アガリクスサプリメントを取り巻く市場は明るい兆しをみせている。



アガリクスショックからの回復
健康長寿の観点からも再び注目

 プロポリスやメシマコブなどと並び、生体応答調節物質として免疫療法に利用される代表的素材のアガリクス(ヒメマツタケ)。これまでに行われてきた機能性研究では、抗腫瘍作用、NK細胞活性作用、抗疲労作用、QOL改善作用など、高い実力が証明されてきた。
 しかし今から10年前、厚労省がアガリクス製品について「発がん促進作用を有する」と発表し、アガリクス業界全体が風評被害により大打撃を受けたアガリクスショックが起こると、各社急速に売上が減少。市場も縮小し、大きなダメージを受けた。アガリクスの信頼回復を目的に、関連企業が中心となって同年にアガリクス・ブラゼイ協議会を発足すると、自主的な安全性基準を策定し、市場再構築に向けた地道な取り組みに注力してきた。発足から今年で10年の節目を迎え、ようやくアガリクスを取り巻く環境が改善に向かっている。
 アガリクスのメインユーザーは、かつては悪性腫瘍疾患の疾病者が多くを占めたが、最近では健康寿命の延伸をキーワードに消費者自身によるセルフディフェンス・・・
(詳しくは12/7発行・第1609号で)




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