統合医療

[学会・セミナー] 日中で「未病」を国際医学用語に

 日本未病システム学会(都島基夫理事長)と中国中西医結合活血化瘀学会(史戴祥会長)は、「未病」を国際語として普及するため、今年から共同で啓発活動を展開することになった。未病は、自覚症状がなくても検査値などで異常値を示す病態で、現代の日本では「半健康」「疾病予備軍」などと呼ばれている。もともとは中国の古典医学書「黄帝内経」に記載されている医学用語で、その意味するところは「上医(上等の医者)は、既成の病気を治すということよりも未病を治す」ことにあると記述されている。
 日本だけでなく世界的にも予防医療の重要性が高まっていることから、昨年8月に中国ハルピン市で開催された中国中西医学会活血化瘀研究学術大会で合意書が交わされ、「日中未病医学国際語宣言」として発表された。日中の両学会は、未病の概念の普及とともに、未病治療の一つの手段として「食と健康」についても共同でシンポジウムなどを開催していく。

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