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【特集】 08年上半期総括・化粧品受託製造 (1251号)

業況の二極化進むも5割以上が「前年比2ケタ増」
異業種の受注確保へ、求められる「即応力」


本紙編集部がこのほど、化粧品受託メーカー約150社(回答75社)を対象に行った調査の結果から、08年上半期の経営状況は3割が「良かった」と回答。前回調査同様、異業種からの参入が相変わらず多く、化粧品の受託製造市場は概ね安定成長していることがうかがえた。一方では、大手化粧品メーカーの受託事業への参入、自社工場を持たない企画会社の増加などにより、競争も激化している。また、異業種による多様なニーズへの対応力が、受注できるか否かを左右しており、業況に二極化が見られるなど、淘汰も始まっていることがわかった。さらに、ここにきて原油価格高騰の影響による原料・資材価格の値上げが表面化、受託各社にコスト高のしわ寄せが出始めており、「受注は多かったが、利益率が下がった」とする受託メーカーが多く見られた。今回の調査から、成長する市場の一方で、内在する問題も浮き彫りとなった。

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