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【市場動向】食物繊維素材の最新市場動向

平成20年国民健康・栄養調査結果によると、成人の食物繊維摂取量は男性で15.5g、女性では15.0gとなった。「日本人の食事摂取基準(2010年版)」の目標量と比較すると5~7gが不足していると思われ、食物繊維摂取量の不足は相変わらず解消されていないことがわかる。


最近の食物繊維利用商品をみると、食物繊維不足を解消するというコンセプトだけでなく、腸内環境改善や美容、ダイエット、メタボ対策など訴求点が様々に拡がってきている。また、食品加工においては水産練り製品、冷凍食品、菓子など幅広い分野の物性改良用途で機能を発揮しており、その応用にさらに期待がかかる。本稿では食物繊維素材に関する話題と食物繊維取り扱い企業の動向を中心に最新の動きをみていく。
<主な食物繊維取り扱い企業>
●根強い人気の寒天。素材開発でさらに使いやすさがアップ
伊那食品工業
●独JRS社のセルロース
栄研商事
●麦、サトウキビ、ポテト、コーンなど様々な食物繊維をラインアップ
Fiニュートリション
●non-GMO、アレルゲンフリーのエンドウファイバー
オルガノフードテック
●水溶性繊維として世界的に利用が進むアカシア食物繊維
コロイドナチュレルジャパン
●韓国でトップのポリデキストロースメーカー
CJジャパン
●健康食品用途だけでなく物性改良でさらに利用が進むサイリウム
シキボウ
●素材開発によりさらにバラエティに富んだラインアップのグルコマンナン
清水化学
●新たに注力するシトラスファイバー
大日本住友製薬
●満腹感持続でも引き合いが多いグアーガム酵素分解物
太陽化学
●ポリデキストロースの世界的サプライヤー
ダニスコジャパン
●コーン由来食物繊維やレジスタントスターチを手がける
日本食品加工
●食品に配合しても違和感のない製品―小麦ふすま
日本製粉
●北海道産の安心・安全、ビートファイバー
日本甜菜製糖
●砂糖由来イヌリン、物性改良でも利用しやすさが際立つ
フジ日本精糖
●難消化性デキストリンのリーディングサプライヤー
松谷化学工業
●リンゴの爽やかな酸味が特徴のリンゴ由来の食物繊維
ユニテックフーズ

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