未分類

油脂劣化のチェック機器・資材

油脂類の酸化劣化物は、生体に害を及ぼすことは良く知られ、フライ油のように高温調理して使う油脂では、酸化劣化の程度を常にチェックして使うことが、製品品質の安定化と経済的効果をもたらすことになる。
油脂の酸化劣化の指標としては、過酸化物価、酸価、カルボニル価、アニシジン価、チオバルビツール酸試験、極性化合物量などが用いられる。わが国では、フライ油の劣化をみる簡易法としてこれまで遊離脂肪酸量をみる酸価計測が一般的に行われていたが、最近欧州各国で指針としてガイドライン化されつつある極性化合物でみる方法が紹介され、国内でも急速に普及している。極性化合物は油脂の酸化劣化の過程で生成する全ての化合物を指し、公定法ではカラムクロマト法が挙げられているが、クロマト法では時間と分析技術を要する。そこで現場で誰でもチェックできるキット、簡易計測機が開発されている。
本稿では油脂の酸化劣化度をみる簡易迅速法を紹介する。


注目の機器・資材サプライヤー
プライムテック
プランシュール・ジャパン
住友スリーエム
柴田科学

関連記事

  1. 企業の農業ビジネス参入は安全・環境・資源対策の流れを作るか
  2. 【4月号連載】機能性表示食品の発売動向を追う(30)
    機能…
  3. 食品産業における搬送・移送技術の最新動向
  4. 食物繊維素材の最新動向
  5. 【7月号連載】機能性食品開発のための知財戦略(7)
    食品…
  6. 健康食品の市場動向と素材・技術研究
  7. クローズアップ
  8. 【9月号】有機酸の市場動向

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2024 出展者募集中

PAGE TOP