この2~3年マスコミを騒がす大規模食中毒事故こそみられなくなっているが、食品における微生物的危害は年間を通して後を絶たない。とくに最近はノロウイルスによる事故が多発しているが、カンピロバクターによる事故も増加傾向にあり、日本ではこれまであまり見られなかったリステリアによる事故も懸念されている。食中毒事故のリスクを減らすためには、迅速に結果が判定できる方法が求められ、食品企業は以前にも増して自主検査に簡易・迅速法を取り入れるようになっている。本稿では国内の微生物検査の指針にも収載されるようになった簡易・迅速法の開発動向についてみていく。
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【品質・安全】簡易・迅速微生物検査法の開発動向
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