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【8月号】進化するFood ITソリューションの最新動向

 食の安心・安全を担保するための様々な取組みが、食品業界で続いている。大手量販店も食品業界に対し、対策強化の要請を強めている。食品業界も事態によっては深刻なダメージを受けるため、属人性を可能な限り排除し、システム面からの対策を重視。原材料調達先から食品製造・出荷、あるいは物流に至るまでのデータを可視化し、管理を強化するFoodITソリューションに着目し、導入する動きが拡がりつつある。

 管理体制や仕組みの不備に伴う事件・事故の発生を極小化しつつ、人為による不正操作にも可能な限り歯止めがかけられる手段としてFood ITソリューションの導入が浮上し、大手企業を中心に一定の普及をみた。Food ITソリューション導入をもって万全というわけではないが、近年は食品産業で圧倒的多数を占める中小企業でも導入の機運が拡がりつつある。最近は、品質の安全性やトレーサビリティの実現等といった高度のリスク対策に加え、生産効率化やコスト削減を実現する競争力強化のための戦略的ツールとしての評価も高い。一方、グローバル化する市場への対応でもFoodITソリューション導入の有効性が認識され、需要を刺激する要因となっている。

<FoodITソリューションの主な提供企業>

【生産管理・統合系】
日本事務器
生産管理システム・ソリューション「CORE Plus qbic Food for 生産管理」
ブロード・システム・ソリューションズ
生産管理・原価管理システム「Fress-E」
選択業務支援システム「StepFood!」
【成分・レシピ・規格書管理系/新製品開発支援系】
eBASE
原材料・製品情報データベースシステム「FOODS eBASE」
東京システムハウス
成分・原材料情報活用&規格書作成・管理業務支援パッケージ「TOREPAS」
成分・原材料情報活用&規格書作成・管理業務支援パッケージ「TADORS」
ブロード・システム・ソリューションズ
製品情報管理・文書管理システム「cBPm」
【需給計画系/物流管理系】
日本事務器
入出荷検品ソリューション「CORE Plus qbic ePick」

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